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バンクシー新作はイギリス裁判所に登場 ガザめぐる情勢への抗議メッセージ? 攻撃激化…ガザ市の全住民に退避命令【news23】

海外
2025-09-10 12:07

プラカードを持った人を襲う裁判官。イギリス・ロンドンにバンクシーの新たな作品が登場しました。この絵が描かれる直前には、ある抗議デモが起きていました。絵に込められたメッセージとは?


【写真を見る】がれきの中から生活に使えそうな物を探す子ども


バンクシーの新作 裁判所になぜ?

ロンドンの街角にスマホをかざす人たちが集まっていました。目当ては、壁に描かれた絵です。


伝統的な白いかつらをつけ、木づちをふりかざし襲いかかるのは裁判官。地面に横たわる人が掲げるプラカードには、血しぶきが飛び散っています。


イギリスの覆面ストリートアーティスト・バンクシーは8日、裁判所の壁に新作を発表しました。ところが…


記者
「バンクシーが新作を発表してからわずか2時間半ですが、裁判所の前には警備員が立ち、壁はすでに覆われてしまっています」


このロンドンでの騒動は、先週末に起こった出来事と関係しているかもしれません。


デモ参加者
「ロンドン警視庁、恥を知れ」
「お前たちは虐殺を手助けしている」


参加者の怒りの矛先が向いたのはイギリス政府です。


パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐり、イスラエルに抗議する団体の活動が禁止されました。そのことに反対するデモで890人が逮捕されたのです。


バンクシーの作品には、デモ摘発への抗議の意味も込められているのでしょうか。


ロンドン市民
「平和的なデモの参加者800人以上が逮捕された直後の作品ですから、偶然とは思えません」
「これは強力なアートによる社会運動です」


「どこに居ても恐ろしい」攻撃前には退避命令も…

ガザへの攻撃は、一向にやみません。


イスラエル軍は連日、ガザ市の高層ビルを標的とした攻撃を実施しています。攻撃の前には避難するよう知らせるビラが撒かれましたが、ビラには退避場所として、ガザ市から、はるか南が記されていました。


ガザ市民
「一体どこへ行けと?南部はもう満員だ。住める場所がなくて北部に引き返す人もいる。南部の広さを知っているのか」
「どうすればいいのか。ここに留まるべきか、離れるべきか。迷っている。どこに居ても恐ろしい」


一瞬にして生活の場を奪われた人たち。瓦礫と化したビルの跡地には、生活に使えそうな品々を探す子どもたちの姿がありました。


イスラエル軍は9日、ガザ市のすべての住民に即時退避を求めました。


ガザ市民
「出ていかない。命をかけて出ていかない」


停戦を仲介するアメリカはハマスに対して残る人質48人を解放する見返りに、即時停戦を発効するなどの新たな案を示しています。


しかし、ハマスは「同意すれば恥ずべき降伏だ」と反発しています。


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