サイクロンの影響で600人以上の死者が出ているスリランカに派遣されていた日本の医療チームが帰国しました。
記者
「国際緊急援助隊医療チームが日本に到着しました。日本に住むスリランカの方々が迎えに来ています」
帰国したのはJICA=国際協力機構の国際緊急援助隊です。豪雨により甚大な被害を受けたスリランカで医療支援を行うため、今月3日に日本を出発し、病院の機能が失われるなどした西部の町・チラウで活動。12日間で1255人の治療にあたったということです。
国際緊急援助隊 医療チーム 岩瀬喜一郎 団長
「被災した総合病院の機能を、我々の活動で相当補完できたのだろうと思っています」
岩瀬団長は総合病院について、使えない機材もまだあるとしながらも外来患者の受け入れが可能になり、「だいぶ機能が回復した」と話しました。
現地当局によると、洪水や土砂崩れによる死者は643人にのぼっていて、いまだ183人の行方がわかっていません。
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