
中国の王毅外相はサウジアラビアなどを歴訪し、「高市総理が台湾問題をめぐり中国の内政に干渉することに断固反対する立場」を伝えたと明らかにしました。各国に対し、中国の立場を伝えることで支持を広げる狙いがあります。
中国の王毅外相は12日から16日にかけて中東のUAE=アラブ首長国連邦とサウジアラビア、ヨルダンを訪問しました。
中国外務省によりますと、その中で王毅外相は高市総理の台湾有事をめぐる国会答弁を念頭に「日本の現職指導者が中国の内政に干渉することに断固反対する立場を表明」し、「3か国は中国が国家主権を守ることや国家統一を実現することを支持すると表明した」としています。
王毅外相は「3か国が中国の台湾問題をめぐる正当な立場を支持していることは、1つの中国の原則が広く支持されていることを証明している」と主張しています。
中国政府はフランスやイギリス、アメリカなど西側諸国のほか、国連の場などを通じて世界各国に自らの立場を説明し支持を広げる「外交戦」を展開しています。
今回も中東歴訪のタイミングを利用して自らの主張を展開した形です。
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