
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアが停戦に応じれば東部の領土割譲を含む和平計画について国民投票を実施する考えを明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は26日、アメリカのニュースサイト「アクシオス」のインタビューに応じ、28日に予定されているアメリカのトランプ大統領との会談でロシアとの戦闘終結に向けた和平計画で合意したいと話しました。
アメリカ側が提示したウクライナ東部の領土割譲を含む案についてはトランプ氏から譲歩を引き出したいとした一方で、トランプ氏が受け入れなければ、和平計画全体を国民投票にかける用意があることを明らかにしました。
ただし、その条件として、ロシアが少なくとも60日間の停戦に同意する必要があるとしています。
領土の割譲を含む和平計画の国民投票が実施されれば国民の反発は必至ですが、ゼレンスキー氏は領土面での譲歩を排除しない姿勢を示した形です。
また、首脳会談に先立ち、27日にはゼレンスキー氏とトランプ氏、さらにヨーロッパ諸国の首脳らが電話会談を行う見通しで、和平計画の合意に向けた協議が前進するかが注目されます。
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