日銀の田村審議委員は、現在0.5%の短期金利について「来年度の後半には少なくとも1%程度」まで引き上げる必要があるとの考えを表明しました。この発言を受けて、円高がおよそ2か月ぶりの水準まで進みました。
日銀の田村審議委員はきょう、長野県での懇談会で経済・物価が見通しどおりであれば、「来年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要だ」と発言しました。
日銀は先月、短期金利を0.5%に引き上げたばかりですが、田村委員は、この影響については企業や家計の反応を「予断を持たずに注意深くみていく必要がある」と指摘。
ただ、金利を0.75%に引き上げても、「経済を引き締める水準には、まだ距離がある」として、さらなる利上げが必要との考えを鮮明にしています。
田村委員の発言を受け、外国為替市場では、日銀がさらなる利上げに前向きだという受け止めが拡大。およそ2か月ぶりの水準となる一時1ドル=151円80銭台まで円高が進みました。
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