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「トライアルGO」「ツルヤ」地方スーパーが続々上陸 関東で“スーパー戦国時代” 生き残りのカギは「店の特色」【Nスタ解説】

経済
2025-11-07 22:13

大手スーパーの牙城を崩そうと、次々と首都圏への出店を始めた地方発の「ローカルスーパー」。
新たに福岡発の格安スーパー「トライアルGO」が7日、東京進出を果たしました。


【写真で見る】店に“財布・スマホいらず” きょう東京初進出したローカルスーパー


生き残りのカギ「店の特色をどう出せるか」

日比麻音子キャスター:
関東に続々と、様々なスーパーが進出しています。

格安スーパー「トライアルGO」が東京初出店となりました。

福岡県に28店舗を展開してきましたが、東京にも「西荻窪駅北店」「富士見台駅北店」の2店舗同時出店となりました。


流通経済研究所の池田満寿次氏によると、強みは“圧倒的な安さ”だそうです。

系列スーパーがあり、そこで製造できるので、惣菜を安く提供することができます。

また、徹底したデジタル化をすることで、人件費の削減など運営コストも下げることができ、安さを実現できるということです。


スーパーを選ぶとき、どのような基準で選ぶでしょうか。


【利用しているスーパー】
・2店舗 40.5%
・3店舗 22.5%
・4店舗 11.7%
→複数利用は約75%
※全国スーパーマーケット協会調べ


利用しているスーパーが複数あると答えた人は、約75%だったということです。

流通経済研究所の池田満寿次氏は「複数使うスーパーの中の1つに選んでもらうために、店の特色をどう出せるかが生き残りのカギ」と話していました。


「刺身にはいけるんですけど」お客さんにアドバイスも

日比キャスター:
地方発のローカルスーパーの強みを取材しました。


発泡スチロールに入ったままの魚がずらりと並ぶ、市場のような鮮魚売り場がある、スーパー「バロー」。

岐阜や愛知を中心に248店舗を展開していて、11月21日に横浜市に関東第1号店をオープンします。

天然ハマチは、一尾1500円。ほかにもイサキやカレイ、高級魚のキンメダイもお買い得です。


お客さん
「お魚コーナーはまず絶対に見ますね。(丸ごとでも)一日でぺろっといっちゃいますね」

「鮮度の良いおいしいものがいただけるということと、品揃えが店全体としては非常に多い」


馴染みの魚から普通のスーパーにはあまりないものを含め、常に30種類以上を取り揃えているといいます。


バロー 中小田井店岡本潤 店長
「バイヤーと部門の責任者が毎日連絡を取っておりまして、すぐに新しい商品・お値打ちな商品が入ってくるという強みがあります」


売りはほかにも。


お客さん
「ケンサキイカって…」

店員
「刺身にはいけるんですけど、冷凍で最大2日間」
「刺身、アラはなくて良かったですか?」

お客さん
「使える?」

店員
「小さいですけど、煮つけとか」


このようなアドバイスをしてくれて、どんな魚でも、お客さんの好みや希望にあわせて、無料でさばいてくれます。

まるごと味わいつくせるのも魅力の1つです。


岐阜発「バロー」は、11月21日に「横浜下永谷店」をオープンします。

魚の「1本売り」もしていて、様々な種類を取り扱っています。グループ全体で、関東での早期の店舗拡大を目指すということです。


ジャムは60種類以上 ツルヤ「2・6・2の原則」

日比キャスター:
さらに、着々と店舗数を増やしている長野発の「ツルヤ」は、「Shufoo! ベストオブスーパー2025」で2年連続の品揃え部門1位に輝きました。

豊富なプライベートブランドがありますが、信州産ふじ「りんごバター」(431円/155g)は、お土産にも大人気となっています。


山内あゆキャスター:
もうセレクトショップですよね。オリジナルのブランドが並んでいて、松本に友達が住んでいるのですが、車を出してもらって、わざわざ大きなツルヤに行きました。


日比キャスター:
ツルヤの「ジャム」は60種類以上がずらりと並んでいて、くるみやブドウ、巨峰などもあります。

長野は、様々な美味しいものやフルーツもたくさんあるので、こういった特徴を生かしたプライベートブランドの大展開をしています。


人気のプライベートブランドばかりではありません。

ツルヤには「2・6・2の原則」があります。


【ツルヤ「2・6・2の原則」】
「2」プライベート
「6」大手メーカーの商品
「2」地域の商品・特産品


あれだけ豊富にありましたが、プライベートブランドは2割にするというポイントがあるそうです。

大手メーカーや他のスーパーでも手に入るような商品は6割に。地域の商品や特産を取り扱うのが2割だということです。

この「2・6・2」という割合がポイントだそうです。これによって、幅広い選択肢をお客さんに提供することができるといいます。

続々と出店していて、群馬には11月末に6店舗目(明和店)を展開するということです。

品揃え部門1位ということで、約2万5000品を揃える予定だそうです。


南波雅俊キャスター:
自炊派にとっては、品揃えが豊富なのはすごく嬉しいです。


日比キャスター:
ローカルスーパーは、いろんな特徴があって、地元のスーパーが近くなるのは安心しますよね。


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