最新のスーパーでのコメの平均価格は5キロ4335円と過去最高を更新しました。コメ高騰が続き「コメ離れ」が懸念されていますが、コメ卸最大手の社長は「かなり暴落する可能性がある」との見方を示しています。あるスーパーでは値下がりの兆しともとれる動きが出ていました。
コメ価格が最高値更新「お客さんがコメを求めなくなった」
最新のスーパーでのコメの平均価格が5キロ4335円と前の週より23円上がり、過去最高値を更新しました。
スーパーの客(6人家族)
「家族多いんで、10キロとかじゃ足らないんで、たまにパスタ。でも麺は絶対入れてます。パスタより、うどんとかラーメンとかのほうが多いですけど」
スーパーの客(5人家族)
「野菜が安かったら野菜でかさましみたいな」
コメ高騰が続き“おコメ離れ”も懸念されていますが、実際に影響は出ているのでしょうか?
新鮮市場 東本郷店 飯田智成店長
「お客さんもお米を求めなってきたのかなと。チルド麺、うどん、ラーメン、蕎麦とかは、夏ぐらいからすごく伸びていますね」
ブランド米が売れず、最近は卸業者からの仕入れ値も下がってきていると言います。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成店長
「(卸業者から)新潟コシヒカリを特売して下さいときたので、来週とかは新潟コシヒカリを週末に2週連続で特売する予定」
買い控えで“暴落”可能性も?
コメ価格に変化の兆しでしょうか。先日、新潟で開かれたJAや生産者が参加した会合で、コメ卸最大手の社長もコメ価格に言及しました。
神明ホールディングス 藤尾益雄社長(2日)
「多分6月末の民間在庫、多分これが過去にないくらい最大になると思うんですよ。どこまで暴落するかはわからないんですけど、かなり暴落する可能性があると思っております」
買い控えを解消するには5キロ3500円が適正だと藤尾社長は言います。
“おこめ券”配布しない自治体も
現場からコメ“暴落”のリスクが指摘される中、政府は「おこめ券」を推奨しています。
しかし、大阪府交野市は「おこめ券」を配布しないことを決めました。
大阪・交野市 山本景市長
「農林水産省の顔色見たりとか、農林水産大臣の顔色を見て判断するというのは、私はこのケースではよくないと。市長としては選んではいけない選択肢であると強く考えている」
交野市によりますと、物価高対策には上下水道の基本料金の免除などを
実施する方針だといいます。
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