ガソリン高騰を受け、19日から始まった政府のガソリン補助金。ただ、店頭価格への反映は1~2週間かかるため、客の買い控えが発生。高値で仕入れた在庫を抱えるガソリン店が悲鳴を上げるなか、原油価格の行方を握るアメリカ・トランプ大統領との会談に、高市総理はどう対応するのでしょうか。(news23 3月19日午後11時15分頃放送)
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ガソリン高騰で「数百万の損失」
ガソリンスタンド 利用客
「いや、もう高いよ」
「前は(1L)120円だったけど、そんなのは夢の夢」
イラン情勢の悪化で過去最高値をつけたガソリン価格。日米首脳会談で「エネルギー対策」も焦点となる中、日本では19日から、政府のガソリン補助金が始まりました。
都内のガソリンスタンドを訪ねると...
「(Q.今は何をしている?)これ?草むしりだよね。雑草取り。最近お掃除ばっかりですよ、やってるの」
客の姿はまばら。補助金が店頭価格に反映されるまで1〜2週間かかるため、この先の値下がりを待とうと、客が買い控えしているのです。
西綾瀬サービスステーション 三枝直樹 店長
「日曜日くらいから来店数がどこのスタンドでも減っているみたい。在庫がはけないとやっぱり新しい物が入ってこない」
西綾瀬サービスステーションが3日前に高値で仕入れた在庫は8割以上が残っていますが、周辺の店が先行して値下げしたため、18日まで220円で売っていたガソリンを、199円に引き下げました。
西綾瀬サービスステーション 三枝 店長
「もう損失はひと月数百万出ちゃいますし、売れば売るほど赤字。売れなくても利益ないし、本当わけわかんないですよ」「言葉にならないですよね」
“国境越え”給油も 世界で争奪戦
世界共通の課題となっているガソリン価格の高騰。タイではゾウも、その影響を受けていました。
村橋佑一郎 記者
「アユタヤの住宅街の一般道路に来ていますが、ゾウが歩いています。今は緊急事態ということで特別に認められているようです」
人気のゾウ乗り体験。ゾウは飼育場所から観光施設までトラックで運んできますが、燃料不足でトラックを動かせず、急遽“徒歩通勤”に切り替えたそうです。
地元住民
「みんなゾウが好きなので興奮しました」
ベルギーでは、少しでも安いガソリンを求めて、“フランスナンバー”の車が国境を越えて給油に来ています。
フランスから給油に来た人
「ベルギーの方が断然安いので、(30キロ離れた)フランスのリールから来ました」
フランスから給油に来た人
「満タンにしたら15ユーロ(約2700円)も違いますよ。月に何回も給油していたら、大きな違いです」
ガソリンが日本円で1リットル375円と、イラン攻撃前から70円以上高騰しているフランス。ところが隣国・ベルギーでは政府と業界団体が上限価格を設定していることから、フランスより50円ほど安く販売されているのです。
ガソリンスタンド店員
「いまや7~8割がフランス人のお客さんです」
“エネルギー投資”がカギ?
世界各国による“石油争奪戦”。
その運命を握るトランプ大統領とイラン攻撃以降、G7の首脳として初めて会談するのが、高市総理です。
イラン情勢の悪化に伴いトランプ氏が何を要求してくるのか読めない中、日本側が用意しているのは、「エネルギー分野への投資」です。トランプ氏は17日、こんな“セールス”を行っていました。
トランプ大統領
「アメリカにはエネルギーが豊富にある。どの国よりも多い。それを売れば、赤字はどんどん減り、みんなが満足することになる。だから我々から(エネルギーを)たくさん買ってくれ」
こうした状況の中、日本は首脳会談で▼アラスカ産原油の輸入拡大や、▼次世代の小型原子炉の建設などを提案することを検討しています。
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