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「シンナーが通常どおり入手できる…約2.7%」建設現場で“ナフサ由来”のシンナー・塗料不足 “目詰まり”に塗装業界団体が要望書「経営が継続できなくなる」

経済
2026-04-14 20:39

中東情勢を受けて塗料やシンナーなどの不足が深刻化。建設現場では工事がストップする事態も起きはじめています。


記者
「都内にある住宅では、資材不足により改修工事が始められない状況となっています」


雨漏りがおきたため、工事が必要なこちらの住宅。1週間近く、工事が始められていません。その理由は屋上に張る防水シートが入荷しないためだといいます。


さらに別の建築現場でも…


「きょうは壁(の塗装)を進めたいんですけど」


外壁と外壁をつなぐ資材が手に入らず、このまま供給が滞れば工事延期の可能性も。


これらの原料はナフサ由来の製品だといいます。


この会社ではほかにも、シンナーや塗料など住宅に使われるナフサ由来の製品の不足が深刻化。


ユタカホーム 谷口豊和 社長
「自分たちはどうしようもできない部分なので、非常にもがいている。建築に携わる全てのものに(供給不足が)波及したのは初めて」


住宅の建設に使われる塗料やシンナーの原料となる「ナフサ」。中東情勢の影響で供給不安が起き、流通が滞る“目詰まり”が起きているとみられます。


こうした事態に、塗装業界の団体はきょう、国交省に要望書を提出。対応を求めました。


塗装業界の団体
「塗装会社が経営が継続できなくなる。最悪の状況にならないために、一刻も早く目詰まりを解消して今の状態が沈静化することを我々は強く望んで、きょうは要望書を出してきた」


塗装事業者850社のうち、「シンナーが通常どおり入手できる」と回答したのはおよそ2.7%。業界として「事業継続を脅かすレベルに達している」としています。


なぜ、現場ではシンナーなどが不足しているのか?


政府の最新の分析はこうです。イラン情勢を受けて石油化学メーカーや商社は、シンナーの原料の供給は「5月は未定」とメーカーに伝達。それを受けてシンナーメーカーや卸などが4月の出荷分を半減させたため、塗装事業者に届かなくなったということです。


国内の有力メーカーからの聞き取りの事例としながらも…


赤沢亮正 経済産業大臣
「国の備蓄も含めてちゃんと行くので、石油化学メーカー、商社に『4月今まで通り、5月未定』と聞いたとたんに4月を半減させるようなことするな。それが共有できたので解消済みであります」


全体としてのナフサ供給は前年通りに行われていると強調しました。


ただ、これまでのナフサ関連製品の目詰まりの影響は深刻で、TOTOは「ユニットバス」などの新規の受注を一時的に停止。リクシルも一部の商品で出荷制限を行っています。


建設現場での資材不足が深刻になる中、今後、住宅の供給の遅れが懸念されます。


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