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ケガ・病気時の移動、もっと便利に! デジタルで変わる“移動の自由” 新たな「介護タクシー」配車システム【地球を笑顔にするWEEK】

経済
2026-05-14 17:21

続いてはシリーズSDGs「地球を笑顔にするウィーク」です。ケガや病気で移動が困難な人を支える「介護タクシー」。その利用をもっと便利に使いやすくする挑戦がいま始まっています。デジタルの力で変わる「移動の自由」とは。


「おはようございます~」
「お変わりないですか?」


川崎市の病院。326もの病床を抱える地域医療を支える中核病院です。


「どこか苦しいところあります? 頭痛いですか?」


病院の方針は「断らない救急」。


多くの患者さんを受け入れるためにはベッドを確保しなければなりません。そのため毎月治療を終えた患者さんおよそ200人が退院していきます。その際に、電車やバス、家族の車では移動が難しい人には病院がタクシーを手配します。


いわゆる「介護タクシー」です。


川崎幸病院患者支援センター  中田貴也 センター長
「この日空いてますか、こういう患者さんいるんですけど、電話で予約を取る」


介護タクシーの運営主体は、介護施設やNPO法人などさまざま。ただ、その大半を占めているのが個人の事業主。そのため一件一件、空き状況を確認する必要があるといいます。


川崎幸病院患者支援センター  中田貴也 センター長
「(患者さんの)お体の状態によって対応できる業者さんも違うので」


退院するにも、酸素の吸入や痰の吸引など、患者に応じた細かなサービスが必要。事業者によって設定している価格も異なるため、患者さんが「値段」をイメージすることが難しい現状です。


この日も予約してみると…


川崎幸病院患者支援センター  佐藤志穂 主任
「概算ってどのぐらいになりますか?」
「折り返しになっちゃいました」


配車アプリなどが一般的になりつつあるタクシー予約とは違い、いまでも電話での配車が主流。医療現場からは切実な声が聞こえてきます。


川崎幸病院患者支援センター  中田貴也 センター長
「そこ(配車)に力を入れたから、すごく搬送の質が上がるという種類の業務ではないので、早く終わった方がいい。患者さんやご家族とのやり取り・面談に時間を割きたい」


患者さんと向き合う時間の確保に事務作業が足かせとなる現実があります。


こうした医療現場の負担を減らすべく新たなサービスがいま、走り始めています。


こちらの企業では介護タクシー車両を保有し医療資格者が送迎を行いますが、一番の特徴は…


mairutech 大村慧 CEO
「どこからどこまで実際にどう行くか地図付きで出てくる、これで最後確認して、しかも見積もりまで出てくる」


車両の情報や空き状況を集約することでオンラインでの予約・管理が可能に。


医療現場の負担を軽減する「介護タクシー版の配車システム」


この取り組みは企業からも注目されていて今後さらなる広がりを見せようとしています。


mairutech 大村慧 CEO
「(介助の必要な)個人向けにも展開していきたい。QRコードからアクセスしてウェブ上で予約できるようになることはすごく意味があること、そこに向かって進んでいきたい」


家族だけでは介助が難しい…移動中の体調変化が不安…そうした理由で諦めていた外出を、デジタルを活用してもっと手軽に、便利に。この歩みが、私たちの暮らしをより豊かなものへとつむいでいきます。


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