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影響はスーパーから寿司チェーンまで…ニチレイへのサイバー攻撃で浮かぶ物流インフラの盲点 背景にセキュリティ対策の遅れと“油断”も?【サンデーモーニング】

経済
2026-07-19 15:15

冷凍食品大手の「ニチレイ」で起きたシステム障害。その影響が広がっています。
ニチレイは、サイバー攻撃が原因であることを明らかにしました。日本の『低温物流』を支えるシステムが遮断されたことで、物流業界全体に影響を及ぼしています。


【写真を見る】“ニチレイショック”が広がった仕組み


「ハーゲンダッツはやめてくれ…」拡大する“ニチレイショック”

15日、ファストフード店に異変が起きていました。


「『レッドホット(チキン)しかない』って言われて、普通のチキン食べたかったので(店を)出ちゃいました」


チキンなどの調達に支障が出て、一部店舗で営業時間の短縮に追い込まれたのです。異変はスーパーでも。


新鮮市場東本郷店 飯田智成 店長
「売れ筋なので2列とってるんですけど、在庫としては出ているだけですね」


店には納品が出来ないことを知らせる通知が届いていました。


新鮮市場東本郷店 飯田智成 店長
「いろんなメーカーがあるんだと思って。井村屋、まして本当に『ハーゲンダッツ?』と思って。ちょっとハーゲンダッツはやめてくれよって。いまの時期にアイスはって思いましたね」


一方、寿司チェーンでは一部の店舗で「ふぐ」や「かつお」などが調達できなくなりました。様々な食品業界に広がる影響に政府は…


赤沢亮正 経産大臣
「日本経済にとっては、大小あれど打撃になることは間違いがないと思います」


物流業界に突きつけられる「サイバー攻撃」への課題

原因は、15日に明らかになった「ニチレイ」に対するサイバー攻撃です。


冷凍食品の最大手として知られるニチレイですが、実は冷蔵・冷凍食品を扱う「低温物流」でも業界をリードする企業でもあります。そのため、他社商品にまで影響が出ました。


全国に75の冷蔵倉庫を持ち、保管能力は国内トップ。取引先は5000社に及び、各食品メーカーから預かった商品を1日7000台の車両を使って全国各地に配送しています。


サイバー攻撃を受けたニチレイは、顧客データなどの漏洩を防ぐためにシステムを遮断。結果、倉庫からの出荷作業などができなくなり、各地で欠品が相次いだのです。


物流業界に詳しい、日本大学生産工学部の鈴木邦成特任教授は、このように話します。


日本大学生産工学部 鈴木邦成 特任教授
「物流の場合は、インフラになってくるので1社にとどまらず、かなり多くの会社が影響を受けると。最大手のニチレイが保管能力がなくなった時に、代わりに行うところは限られてくる」


また、物流業界はセキュリティ対策が遅れていると指摘します。


日本大学生産工学部 鈴木邦成 特任教授
「金融は情報システムががっちり出来上がってるし、セキュリティも重要っていう認識高いが、物流はこれまでまさか狙われないだろうという気持ちが強かった」


折しも、システムの弱点を見つける能力に優れたAIも登場していて、サイバー攻撃への対策は急務といえそうです。


17日に、配送業務の一部を再開したニチレイですが、暮らしを支える物流をどう守るのか、課題が突きつけられています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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