
東京都港区で法律事務所を運営する「弁護士法人IZX」は7月24日、東京地裁から民事再生開始決定を受けました。負債総額は約11億円に上るということです。
【写真を見る】【倒産情報】設立15年の法律事務所が民事再生開始決定 負債総額は約11億円 ピーク時は約30拠点を展開も…新型コロナの支援策拡充で私的整理の案件が大幅減少 東京・港区【東京商工リサーチ】
2011年設立の法律事務所 1都3県に約30拠点を展開
東京商工リサーチによりますと、弁護士法人IZXは2011年に設立。企業の私的整理や刑事弁護などを手掛けていました。
2017年以降には1都3県に約30拠点を開設。数十人の弁護士が所属する中堅・大手の法律事務所へと成長を遂げていました。事業再生案件も多く手掛け、民事事件など事業範囲を拡大していました。
私的整理案件の減少や急速な事業拡大に伴う資金繰り悪化が追い打ち…事業継続を断念
しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降は、政府や自治体による補助金などの資金繰り支援策が拡充されたことで、手がけていた私的整理の案件が大幅に減少しました。一方で、急速な事業拡大に伴う運転資金の負担増加から資金繰りが悪化し、所属弁護士の退所も相次ぐなど事業規模の縮小を余儀なくされました。
中小企業活性化協議会からの支援を受け再生を図りましたが改善できず、他の法律事務所へ事業を譲渡した上で約1年前に事業を停止。状況改善が見込めないことから、清算型の民事再生手続を選択したとみられます。
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