東京地検特捜部に逮捕・起訴された被告が検察官の取り調べで侮辱されたと訴えている問題で、最高検察庁が一部の取り調べについて、「不適正な点があった」と認定したことが分かりました。

太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長・生田尚之被告（50）は、金融機関からおよそ22億円をだまし取った罪などに問われていて、無罪を主張しています。

生田被告側は取り調べの際に検察官から「検察庁を敵視するってことは反社だ」などと侮辱され、精神的な苦痛を受けたとして国に賠償を求める訴訟を起こしています。

その後の関係者への取材で、生田被告側から取り調べの是正を求められた最高検察庁が取り調べの一部について、「不適正な点があった」と認定したことが分かりました。

東京地検は取り調べを担当した検察官を指導したということです。

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