コーヒー片手にオフィス通勤する“片手コーヒー族”は必見!話題の大人コーヒー絵本とは
2019-09-13 12:00:17
先日、「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で、“こだわりすぎて日本一待たせる喫茶店”をビートたけしさまが紹介されておりました。そのお店の名前は「ザ・ミュンヒ」。待たせるコーヒーは「苦みの苦みの甘味」(2000円)でございます。抽出時間がなんと50分。通常の10倍以上の豆を挽いているとか。ちなみに、このお店には価格が10万円の「熟成樽仕込み氷温コーヒー」もあるそうでございます。
それを見ていて思い出したのが、「ダバダ~ダバダ~ダ~♪」「違いがわかる男」のコピーで知られるネスカフェ・ゴールドブレンドのCMでございます。
お若い方の中にはご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。様々な業界の第一人者(文化人)が出演、コーヒーを堪能するCMで、古くは、作家の遠藤周作さま、歌舞伎役者の中村吉右衛門さま。さらに、山本寛斎さま、宮本亜門さま、最近、映画「キングダム」で天下の大将軍・王騎を演じた大沢たかおさまもご出演されておりました。ご存知ない方は是非検索くださいませ。
当時は、インスタントコーヒー全盛の時代でございました。コーヒーと言えば、インスタントコーヒーか、喫茶店のコーヒーでございました。ところが、時代は変わり、今ではスタバ、タリーズに代表されるコーヒーチェーン店、コンビニコーヒーが主流になっております。会社内でも、コーヒーチェーンやコンビニ等でコーヒー買ってくることの方が多いのでは。
街中でもスタバ等のコーヒーカップを片手に持って出勤するオフィスレディー“片手コーヒー族”の方々のお姿をよく拝見いたします。
やっと本題でございます。前置きが長くなりました。
そうなのでございます。会社で仕事前にコーヒーを飲む、朝、コーヒーを飲みながら仕事を始める方、今、多いのではないでしょうか。
そこで、そんな方々に是非ご紹介したいのが、こちらの絵本でございます。
会社のデスクに置いて、コーヒーを飲む際、コーヒーを飲む前に是非、読んで頂きたいのでございます。その絵本がこちら。
「ランベルマイユコーヒー店」(作:オクノ修(詩) 絵:nakaban 出版社:ちいさいミシマ社)
1950年創業の京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスター、オクノ修さまの名曲に触発され画家のnakabanさまが10年以上の時間をかけて抽出された絵本でございます。
nakabanさまは絵本好きの大人から絶大な人気を誇る絵本作家でございます。
とにかく絵がゴイスーに素敵で、大人の心に刺さる癒し系絵本をたくさん描かれております。ご存知ない方は是非、画像検索くださいませ。
長々書き連ねましたが、とにかくこの絵本を眺めていると、海外旅行先の朝、素適な風景を見ながらコーヒーを飲んでいる気分になれるのでございます。
いつもよりコーヒーが美味しく飲めるのでございます。いつもより上質な朝を堪能できるのでございます。素敵な1日のスタートが切れるのでございます。
nkabanさまご本人もこの絵本について、このように語っておられます。
長い人生のうちで一日の始まりがつらい日も多い。でも一杯のコーヒーのその香りに包まれているうちに、いつの間にかそのつらさから救われてしまっている、ということはないだろうか。僕にはある。それに、どこかで同じようにコーヒーをすすっているひとがいると想像すれば、不思議と呼吸は深くゆっくりになる。きっとこの歌は、そのようなことを歌っている。オクノさんは謙遜するに決まっているけれど、世界中のかけがえのない朝に贈る、これはとても大切な歌なのだ。絵本版の「ランベルマイユコーヒー店」はそのようなことを思いながら制作しました。だれかの朝からだれかの朝への贈り物になったら嬉しいです。
普段、絵本を読む習慣のない方も、是非この機会に“大人絵本”をご体験くださいませ。絵本のイメージが変わること間違いナッシングでございます。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)
情報提供元: マガジンサミット