気になる口臭、男女で違う?女性のほうが…
2016-10-03 21:30:22
執筆:Mocosuku編集部
「口臭」は誰もが気になるエチケット。ビジネスもプライベートも、普段から気を遣っていることと思います。
ところで口臭には、男性と女性でその傾向が違うのだそうです。
口臭の原因となる物質については男女差はありませんが、「どのようなタイプの口臭が起こりやすいか」という点では違いがあるとのこと。
では、どのような違いがあるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
男性に多い口臭は?
まず一般的な傾向として、女性のほうが男性よりも身だしなみに敏感です。
服装やメイクと同様、自分に口臭がないかどうか、という点も女性は普段から意識しているため、自然と歯みがきなどのケアも念入りになります。
逆にいうと、結果的に男性のほうが口臭に無頓着であることが多いのです。
また喫煙や飲酒といった男性に多い生活習慣も、口臭の原因となります。こうした「生活習慣が原因の口臭」は、比較的男性に多い口臭といえそうです。
女性は?
女性には「口臭が起こりやすい女性特有の状況」というものがあります。
その1つがホルモンバランス。生理周期によって女性ホルモンのバランスには変化があり、これが口臭を引き起こす場合があります。
例えば生理前はホルモンバランスの影響で唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥して細菌が増殖しやすくなります。また排卵日前後や生理中は、においのきつい揮発性硫黄化合物が口内で増加することも確認されています。
さらにもう一つ、妊婦さんの場合。
妊娠中は生理中の約10〜30倍のエストロゲンが分泌されます。このエストロゲンが歯周病菌も増殖させてしまうため、妊婦は歯肉炎からくる口臭が発生する可能性があるのです。
女性の大敵・便秘も原因?
さらに女性がなりやすい便秘。
じつはこれも口臭の原因になるのです。
便秘によって腸内に老廃物が溜まると、そこから腐敗物質が発生し、その物質が発する悪臭のガスが血液に溶け込んで全身を回ります。そうして肺に達したガスはそのまま呼気となって口から排出されるのです。
また食事制限によるダイエットをしている人も、口臭がにおうことがあります。
食事制限で栄養不足となった身体は、それを補おうとして中性脂肪を燃焼させます。その際に発生する「ケトン体」という物質が口臭の原因となるのです。このケトン体は糖尿病の人にしばしば大量に発生する物質で、無理なダイエットが身体に負担をかけているという証拠です。
心当たりがある方は、ただちにダイエット方法や食生活を見直すことが望ましいです。
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情報提供元: mocosuku