売上アップは人の役に立ち、喜んでもらい、価値を提供できていることから成り立つ。人々の健康に寄り添うオーガニック商品を取り扱う「ありがとう市場」の存在意義とは
2021-12-06 12:30:50
今回もお話しを伺ったのは大阪を中心に事業を展開する株式会社おおきにの代表取締役 野寄 聖統さん。事業の一つでもあるオーガニック商品を広く取り揃えている「ありがとう市場」について話してくれた。
いくつか事業を行っている中、「ありがとう市場」は雑貨屋さんで、テーマは「健康」だ。身体だけでなく、心身の健康に繋がるアロマやサプリメント、ヴィーガンのお菓子などが揃う。もちろん自分用に購入もいいが、大切な人へのプレゼントとしてもおすすめ。送る人のことを考えながらお客様と共に私たちもいい商品を提案できるように取り組むのが楽しいと話す。
赤ちゃんからお年寄りまで使えるアイテムが揃う中、客層としては30代の女性が比較的に多い。これは100%口コミで広がっていると言う。ECサイトはあるものの対面でしか売ってほしくないという取引先もあるため、ここにしか売ってないと言われるような商品もあるのが魅力だ。
野寄氏はここを道場と捉えていて、将来お店を持ちたい、挑戦したいというスタッフと一緒にレジに立ったり、展示会では生産者との交渉にスタッフを立ち合わせたりもしている。挑戦したい人にとって、野寄氏と共に考え、学び、築いていく場にもなっているのが「ありがとう市場」だ。そして将来、ここで学んだことが役に立って一つの「ありがとう」が生まれ、更に多くの人の喜びに繋がる関係性ができたら自分も嬉しいと話す。
事業の本質は稼ぐということ。売上が上がっているということは人の役に立ち、喜んでもらい、価値を提供できていることになる。そのため稼げていないということは誰も喜んでいない事業をやっているということで、それが世の中に価値を提供していなかったとしたら、あってもなくてもいい事業になってしまう。そのため野寄氏にとっては喜んでもらうと稼ぐということは連動していると話す。今までも余計なことは考えずに純粋に自分がいいな、喜んでもらえるだろうなと思うものを事業として行うことで結果的に売上に繋がってきたと教えてくれた。
このように、積極的に行動にうつすことができる野寄氏のエネルギーの源を聞くと、自身も自立して何かを成し遂げたことで生きていた価値を見いだせたので、そのような人が増えたらいいなと思っていると話す。今年も「ありがとう市場」で勉強していたスタッフが3人出店する。そして一緒にテナントを探しにいくなど相談にものっている。そんな中、スタートするワクワクを共有させてもらい、何回も立ち上げのドラマを体験できるので普通の人の人生の何倍も楽しませてもらっていると語る。自分が関わったことで人の人生に良い影響を与えられている体験をさせてもらっているのが生涯、現役でいようと思えるモチベーションに繋がっているのではないかと教えてくれた。また、それによって健康で生き生きとした毎日になり、何かに夢中になることでワクワクした日々を送っていると自身の健康の秘訣を語った。
次回は「株式会社おおきに」が展開するこだわりの素材を使用したパン屋「じゃぱん」について話を聞いた。
情報提供元: マガジンサミット