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精神科医療をもっと身近なものに。「VISION PARTNERメンタルクリニック四谷」尾林誉史院長が語る産業医の現在

2022-06-17 15:00:47

テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。

今回のゲストはビジネスパーソンの心にとことん寄り添う「VISION PARTNERメンタルクリニック四谷」尾林誉史院長です。

VISION PARTNERメンタルクリニック四谷とは?

宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「早速ですが、尾林さんは産業医でいらっしゃるんですね?」

尾林誉史院長(以下、尾林)「はい。企業の従業員さんが一定の人数を超えますと、産業医という資格を持ったドクターが務めるということが決まりとしてあるんですね。フィジカルな面もメンタルの面も含めて、そこで働く従業員さんたちが健康で働くためのサポートをしています。」

宇賀「仕事をされている中で心がけていることは何ですか?」

尾林「特にメンタル不調という面で言うと、すごく孤独に陥っているというか、何も考えにくい状況に陥っているという方達が多いので、産業医として従業員さんに寄り添わせていただく。まずはその方たちが孤独に陥らないようしっかりとサポートに付くということが、私にとって大事に考えていることかなと思います。」

メンタル不調への理解

宇賀「メンタルヘルスという言葉は皆さん聞いたことはあると思うんですけれども、なかなか難しかったりもするのかなと思うんですが、どういったことが課題なんですか?」

尾林「メンタルヘルスと言われると近寄りがたい空気と言うか、自分とはあんまり関係ないんじゃないかなって思われたり、思いたい。そんな雰囲気というのは残っていると思うんですね。一生懸命に頑張ってらっしゃる方や、なかなか他の人に頼ることができない方っていうのは実はメンタル不調に陥るリスクが高いということもあります。頑張った結果としてメンタル不調に陥るということは社会的にもすごく大きな損失だと思いますし、そういった全体的なことを含めてメンタルヘルスっていうものの考え方が、もう少し社会の中で理解されていくようにならないといけないんだろうなと思います。その役割を僕としても果たしていかなければと思っています。」

産業医という存在

宇賀「具体的にどういう事が必要なんですかね?」

尾林「『従業員さんの集まりである会社』、『会社の集まりである社会』というものがしっかりと評価されていくとか、報われるんだっていうことが実現していくことが大きな意味で大切だと思っています。復職を果たして会社の中で活躍するとか、生き方を見つめ直した後に別の仕事を始められたり、社会の中にちゃんと戻っていくっていうことを一人一人丁寧にやっていくことで貢献していけたらなとは思っています。」

宇賀「実際に、今働いていて『ちょっとしんどいなあ』と感じている方はたくさんいらっしゃると思うんですが、そういう方達にはどんな言葉を送りたいですか?」

尾林「産業医にまずは相談するという機会を得て欲しい。『辛いんだ』っていうことを、そこだけは頑張って声をあげていただけると嬉しいなと思います。」

尾林誉史×テンカイズ

宇賀「では最後に、尾林さんの今後の展開を教えてください。」

尾林「悩みの質とか大きさとかによらず、精神科、心療内科といったところに気軽に受診、相談に来ていただける。そんな社会であったほうが良いと考えています。皆さんもハッピーだし、これまでの働き方だけで暗いイメージを持たれていた精神科医療としてもすごくありがたいことだと思いますし。お互いの敷居と言うか距離感みたいなものをもっと下げたり近づけたりしていけるような、そんな活動、役割を果たしていけるといいなと思います。」

宇賀「ありがとうございました。」

テンカイズ

TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。

FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能

テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165

Twitter:@TBS_TENKAIZU

VISION PARTNER メンタルクリニック四谷

URL:https://vision-partner.jp/

VISION PARTNER メンタルクリニック四谷は「あなたの生き方を支える、最良の伴走者でありたい」という想いを込めて設立。悩みを抱えるビジネスパーソンを中心に、心の不調を抱える方にとって最良の処方箋を対話を通じて提供しています。

 

情報提供元: マガジンサミット

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