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「バストアップ」たくさん方法があるけれど…どれがいいの?

2017-03-13 21:30:33


執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師・保育士)
医療監修:株式会社とらうべ
身体の悩みは人それぞれですが、「もう少し胸が大きければ…」という声は、よく聞かれます。
胸を大きくする方法はメディアでも頻繁に取り上げられていますが、実際のところ本当に効くのか、わからないことも多いのではないでしょうか。
ちまたで噂される効果的なバストアップ方法について、検証してみましょう。

バストアップ方法のあれこれ


一言でバストアップ方法といっても、食事に気をつけたりエクササイズをしたり、日常生活で取り入れられるものから、美容外科などに行って専門の施術を必要とするものまで、さまざまです。
美容外科などでの施術は確実な効果を期待して受けるものですが、方法によっては身体への負担が大きい場合もあり、直接説明を聞いて判断する必要があります。
今回は、日々の生活の中で実践できる方法をみていきましょう。

食事、サプリメント編


私たちの身体は、自分が食べた物によって作られるため、日々の食事とバストの関係は無視できないものです。
栄養が足りなければやせ細ってしまうように、おもに脂肪と乳腺組織によって構成される乳房は、食生活が偏っていては、ハリやふくよかさを保つことはできません。
ですから、1日3回、バランスよい食事を摂ることは、最低限必要なことといえるでしょう。
その上で、バストアップ効果があるとされる食品には、豆乳、豆腐といった大豆製品や乳製品などがあります。大豆製品が効果的と言われる所以(ゆえん)は、それらに含まれるイソフラボンが、乳腺を発達させるために欠かせない女性ホルモン「エストロゲン」に近い働きをするためです。
また、キャベツやリンゴ、海藻類などに含まれる成分「ボロン」も、エストロゲンの分泌を増やす作用があるため、一定の効果を期待できます。
乳製品も良質なタンパク質が含まれている点は魅力的ですが、バターやチーズなど、脂肪分が高い食品は摂りすぎると肥満につながってしまうため、注意が必要です。
こういった成分を効率よく摂るためのサプリメントも数多く販売されていますが、いずれにしても食べたものは、直接バストアップ効果のみを与えるのではなく、一度消化・吸収された上で、栄養として全身に届けられます。
バストアップを期待して一部の食品をばかり摂るよりも、バランスよい食事にプラスすることが効果的です。

エクササイズ、マッサージ編


乳房はおもに脂肪と乳腺組織によって構成されるとお伝えしましたが、それを支える筋肉や、乳房に栄養を届ける血の巡りも、バストアップには重要です。
腕立て伏せなどの筋力トレーニングをして直接バストが大きくなるわけではありませんが、大胸筋などの筋肉は胸を引っ張り、形をキープする役割を果たしています。
筋肉が落ちると胸が垂れ、見た目も小さくなってしまいます。また、胸に限らず、私たちの身体には血管やリンパが張り巡らされていて、栄養を全身に届けて、不要な老廃物を回収してくるしくみがあります。
しかし、運動不足や冷え、長時間同じ姿勢を取り続けることなどによって血の巡りが悪くなると、十分な栄養が届かず、逆に老廃物が溜まってしまいます。
バストアップにつながる基本の身体づくりとして、ウォーキングなどの運動やマッサージで血液の巡りを良くすることは有効です。
マッサージに関連して、バストアップ専用のクリームなども販売されていますが、これらが薬効として直接胸を大きくするわけではありません。
マッサージをなめらかに行えるようにしたり、皮膚の保湿やハリを保つためのものと心得て使用しましょう。

姿勢の改善と下着の付け方で魅せる


普段の何気ない姿勢も、実はバストに影響を与えています。
長時間のパソコン作業などで猫背の姿勢になっていると、血液の巡りが悪くなるだけでなく、筋肉が縮こまってしまい代謝が落ちたり、バストが垂れやすくなるなどデメリットが多くなります。
歩く時やデスクワークの際など、日頃から正しい姿勢を意識し、背筋を伸ばすストレッチをこまめに取り入れることもバストアップには重要です。
また、理想のバストをキープするためには下着の選び方も大切です。
合わない下着を使い続けていると身体に負担をかけたり、バストの形が悪くなってしまうこともあります。
ブラジャーを購入する際は、自分の正しいサイズや着用方法を店員さんに確認してみましょう。
日頃の姿勢や下着の付け方など、何気ない工夫でもバストアップを目指すことは可能です。

規則正しい生活はすべての基本


ここまでさまざまなバストアップ方法をみてきましたが、効果を得るための大前提として、規則正しい生活を心がけることはすべての基本です。
バストアップを目指すには女性ホルモンの働きも重要ですが、夜更かしが続いていたり、食事の偏り、運動不足などが常になっていると、ホルモン分泌が乱れてしまいます。
まずはバランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠時間が確保できているか振り返ってみましょう。
またホルモン分泌を促すには、ストレスも大敵です。
日々の生活の中でリラックスできる時間を確保すると共に、バストの悩みがストレスの原因とならないよう、楽しみながらバストアップを目指しましょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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情報提供元: mocosuku

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