甘酒は飲み方の工夫次第でもっと美味しく!
2017-08-08 17:00:00
甘酒は日本の伝統的な発酵ドリンク
甘酒は、もち米を「米麹」または「酒粕」などで発酵させて作る飲み物で、日本の伝統的な発酵食品です。甘酒と言えば 冬のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、江戸時代は、甘酒と言えば夏!夏と言えば甘酒!というくらい、夏の風物詩だったんです。
名前に「酒」とつくのでアルコールなのでは?と思ってしまいますが、市販の甘酒は基本的にノンアルコールドリンクとして販売されています。米麹を使って作る甘酒は、米麹自体にアルコールが含まれないため、発酵時に生じるごく少量のアルコールが含まれている程度です。 そのため、アルコール分はほとんど含まれていないと考えて問題ありません。
しかし、酒粕を使って作っているものには注意が必要です。 酒粕には数パーセント程度のアルコールが含まれているため、米麹を使って作るものよりアルコール度数が高くなります。アルコールが含まれている可能性がある場合には、3分程度沸騰させることでアルコールを飛ばせますので、気になる人は一度火を通してから飲んでくださいね。
また、酒粕と米麹の違いは味にも出ます。 酒粕を使った甘酒は発酵の過程で糖分を分解してしまうので、そのままでは甘みがありません。一方米麹を使った甘酒にはやさしい甘さがしっかり残っています。 酒粕を使ったものを美味しく飲みたいときにはお砂糖を足さなければいけませんが、カロリーを気にする人は入れすぎないように気をつけたいですね。
美味しい甘酒の飲み方/レシピ次第でラッシー風ドリンクに!
甘酒は1年を通してスーパーなどで売っていますが、なかなか飲む機会が無いのではないでしょうか。 たまたま家にあるけれど、手が伸びないという人もいるかもしれません。
そんな時は、アレンジレシピがおすすめ! レシピ次第で、新しい美味しさの甘酒ドリンクを作れますよ。
たとえば、インド料理店の定番メニュー、ラッシー風のドリンクはいかがですか? 甘酒とヨーグルトを混ぜるだけで、自然な甘さにコクと酸味が加わったラッシー風ドリンクが完成。 お好みでレモン汁などを加えても美味しくいただけます。
美味しい甘酒の飲み方/アレンジで飽きのこない味に
また、中にはよく甘酒を飲んでいるけれど飽きてしまった…という方もいるかもしれません。 そんなときには、シンプルなアレンジがおすすめ。 簡単にできて味を変えられるレシピなら、頻繁に飲んでも飽きのこない美味しさを楽しめます。
炭酸水で甘酒を割る甘酒サイダーは、炭酸水さえあればできる超簡単アレンジ。 しゅわしゅわとした飲み口は、どろりとした食感が特徴の甘酒を使ったレシピとしてはかなり新鮮なはず。 甘酒の意外な楽しみ方のひとつとして、試してみる価値アリです。
美味しい甘酒の飲み方/苦手な人にはちょい足しがおすすめ
甘酒が家にあるけれど、実は甘酒は苦手…という人も少なくないと思います。 どろりとした舌触りや独特の風味がダメで…という人には、「ちょい足し」で苦手ポイントを消すレシピがおすすめ。 好みに合わせて足す食材を変えれば、甘酒が苦手なあなたにも飲みやすいドリンクができます。
①舌触りが苦手→牛乳や豆乳で割ると飲みやすく!
どろりとした甘酒特有の舌触りが苦手な人には、牛乳や豆乳で割ったレシピがおすすめ。 滑らかな舌触りの飲み物で割ることで、のど越しも良くなり、サラサラと飲みやすくなります。
②味が苦手→フルーツを加えて酸味や甘さをプラス
味がどうも苦手…という人は、フルーツを加えると味が変わって飲みやすくなります。 作り方は、お好みのフルーツを潰したりミキサーにかけたりしたものを、甘酒と混ぜるだけの簡単なもの。 たったこれだけですが、まるでデザートドリンクのような味わいになります。 甘酒のどろっと感がスムージーのように感じられて、美味しく頂けるようになるんです。
③匂いが苦手→カルピスでさわやかに
甘酒は発酵食品なので、どうしても独特の風味が出てしまいます。 そこが美味しさでもあるのですが、苦手に思ってしまう人が多いポイントでもあります。
匂いを気にせず飲みたいときにおすすめなのが、カルピスを足す飲み方。 カルピスの原液を大さじ1~2杯程度、お好みに合わせて足すだけでカルピス甘酒の完成。 カルピスのさわやかな香りで麹の匂いが和らぎ、ぐっと飲みやすくなります。
実はいろいろある!甘酒の飲み方
甘酒というと、そのままストレートで飲むものというイメージが強い方も多いと思います。 でも、アレンジ次第では日々の生活に取り入れて楽しめる飲み物なんです。
他の飲み物で割ったり、食材をちょっと足したりするだけで新しい味わいが楽しめる甘酒。 ぜひお気に入りの飲み方を見つけてみてくださいね!
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情報提供元: michill (ミチル)