
日本人初のアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー(51・マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)が日本時間25日、同28日に開催される表彰式典に参加するため、ニューヨーク州のクーパーズタウンに到着した。
【写真を見る】イチロー「覚悟を決めるしかないね」米野球殿堂入り式典で英語スピーチ、会場のクーパーズタウンで心境明かす
午後1時過ぎ、プライベートジェット機でクーパーズタウン入りし、出迎えた野球殿堂関係者用の車両に乗り込みホテルへ。
夏のクーパーズタウンは初めてだというイチローは、殿堂入りが決まった1月から半年が経ち、「近づいてくるにつれて、周りはやっぱり変わってくるんだよね。昨日も球場行って練習してたら、みんなこう握手しに来て、アメリカの選手にとっては、特別なものというのを改めて(感じた)」と周囲の反応から殿堂入りの快挙を改めて実感。
英語で行われるスピーチの練習については「えーと、いま、(練習)してます。でも覚悟を決めるしかないね、これは。だって日本語だってなかなか難しいことだから、それを英語でやるなんて、基本的には上手くなんてできないから。気持ちが伝わればと考えています」と心境を明かした。
米野球殿堂入りの式典の舞台に日本人として初めて立つことに「確かにアメリカの人と日本の人との温度差はあると思う。(式典のことも)知らないから。そのきっかけになったら、それが自分であったらすごく光栄」と話した。
さらにこの日は午後6時過ぎからアメリカ野球殿堂博物館内に新設された日米野球展を視察。この野球展は、日本に野球が伝わってから150年以上が経ち、選手やチームの交流を紹介し、日本で最も人気のあるスポーツとしての物語を特集している。
その入口には王貞治氏の巨人時代の写真が掲げられ、「そりゃそうですね。それは揺るがない」と口にしたイチローは「第1回のWBCのときに、それは想定通りだったんですけれど、サインを一番お願いされるのは王監督、間違いなく。ものすごいリクエストだったんですよ。アメリカ人にとって、アメリカ野球にとって、王選手は誰も超えられない存在、日本人はね」と2006年のWBCを思い返し、その偉大さを改めて感じて会場を後にした。
今年、アメリカ野球殿堂入りに輝いた選手は、イチローと元ヤンキース投手のCC・サバシア(45)、元アストロズ投手のビリー・ワグナー(54)の3人で、表彰式典は同28日にクーパーズタウンで行われる。
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