13日に開幕する東京2025世界陸上へ向け、ジャマイカ代表は鳥取県鳥取市で最終調整を行った。07年大阪大会、15年北京大会と世界陸上で鳥取キャンプを実施してきたジャマイカ。21年東京五輪でも予定していたがコロナ禍の影響で見送りとなり、今回10年ぶりの事前キャンプが実現した。
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程＆出場選手
ファンの人々：トンプソン！トンプソン！トンプソン！トンプソン！
男子100mに出場するK.トンプソン（24、ジャマイカ）が競技場入りする際、多くのファンが声を掛けていた。昨年のパリオリンピック™では銀メダルを獲得。その強みは、爆発的なスタートダッシュだ。勝負強くダイナミックな走りで、今年6月には今季世界最高の9秒75をマークした。
8月のダイヤモンドリーグ シレジア大会では、パリ五輪金メダルのN.ライルズ（28、アメリカ）と直接対決。トンプソンは、スタートからフィニッシュまでライルズに先行し1着フィニッシュ、9秒87をマークしライルズに0秒03差で見事勝利した。
トンプソンとライルズの共通点
K.トンプソン：僕はアニメファンなんだ。日本はアニメ好きたちの“ホーム”さ。だからすごく興奮しているよ。
レース後に見せるパフォーマンスなどからライルズはアニメ好きとして知られている。トンプソンも日本のアニメが大好きだという。この日、トンプソンが履いていた靴下には、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターが描かれていた。
男子100m決勝は14日に行われる。今季最速を叩き出したトンプソンか、世界陸上連覇を狙うライルズか、「世界最速のアニメオタク」が決まる。
K.トンプソン：東京開催にとても興奮している。世界陸上デビューになるからね。110％で挑むよ、本気だからね。
【男子100m 日程】
9月13日（土）20時35分 予選
9月14日（日）20時43分 準決勝 22時20分 決勝
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