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【ドラフト】杉谷拳士氏のイチオシ「キャッチボールで良い投手と予感」“独立リーガー”四国IL高知・渡邉都斗

スポーツ
2025-10-21 19:00

プロ野球は、いよいよ今週から日本シリーズ。今年もそのプロの世界に憧れ、挑む選手たちが、10月23日に行われるドラフト会議に臨む。明るいキャラクターとユーティリティーなプレースタイルで活躍した元北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏(34)が、独自の目線で選ぶ、今年のドラフト候補「イチオシ選手」5人を一人ずつ紹介する。(第4回/5回)


現役引退後、プロアマ問わず、多くの選手に取材を行う杉谷氏。「高校・大学・社会人・独立リーグと、野球の幅が広がってきている中で、『どこからでもプロに行くチャンスがあるんだ』っていうことを、この記事を通じて、皆さんに知っていただければ」と語る杉谷氏の熱い気持ちから今回の企画が生まれた。


仙台大・平川蓮外野手、NTT東日本・石井巧内野手、浦和学院・垣内凌外野手に続く4人目は、杉谷氏がキャッチボールをしている姿で好投手と予感したという四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスの渡邉都斗投手(23)だ。


渡邉が所属する四国アイランドリーグplusは、昨年のドラフト会議で、8人の選手が指名を受けた。「今まで独立リーグを取材したことがなくて、去年のドラフトで独立リーガーがたくさん指名を受けているのを見て、一度試合を見てみたいと思って。やはりレベルがすごく高かった」と印象を語った杉谷氏。その取材で注目したのが渡邉だった。


「キャッチボールする姿を見ていて『良い投手だな』と思っていたら、今季のリーグでの活躍を知って、なるほどなって納得しました」と杉谷氏。「軸がブレないで、ゆったりとしたフォームから、リリースした瞬間から球がスーっと伸びてくる」という渡邉は、最速150キロのストレートとカットボール、フォークを操る左腕。独立リーグ1年目の今季は、リーグ2位となる125個の三振を奪うなど、奪三振率の高い投手だ。


イチオシポイントを聞くと、「スピンの効いたストレート。球が伸びるので、打者が『捉えた』と思っても、ファールになってしまう」と渡邉のストレートを評価。また、「フォークを投げる左投手があまり(NPBに)いないので、貴重な存在。クロスに入ってくるようなフォームを含めて、今永投手(昇太・カブス)のようなタイプ」と、日本人左腕のトップ選手を例に挙げた。


現チームでは、主に先発を務める渡邉のプロでの起用法を聞くと、「先発かな。でも、空振りが取れるので、中継ぎでもいいし、抑えでもいい。どこのポジションを投げさせてもいいと思うけど、とにかく即戦力なので、左投手が不足している球団は、獲得したほうがいい」と投手としての幅の広さと、即戦力であることを強調した。


今年、防御率0.17、50試合連続無失点の日本新記録樹立と圧倒的な投球を見せた阪神の石井大智(28)は、渡邉が所属する高知からドラフト8位で入団し、プロの世界で輝きを放っている。渡邉も高知からプロの世界へ羽ばたけるか、運命のドラフト会議は10月23日に行われる。


■渡邉都斗(わたなべ みやと)
2002年7月10日生まれ、23歳。176㎝・77㎏。左投左打、投手。愛知・至学館高では背番号10ながら主戦として活躍し、県4強。甲子園出場なし。中京大に進み、今季、高知ファイティングドッグス入団。主に先発として26試合に登板し、リーグ2位となる125奪三振の成績。


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