
■明治神宮野球大会 大学の部・決勝 青山学院大 4-0 立命館大(19日、神宮球場)
明治神宮大会は大学の部の決勝が行われ、青山学院大(東都大学連盟)が立命館大(関西五連盟第二)に勝利し、史上6校目の大会連覇を達成した。
試合は6回、立命館大の先発左腕・遠藤翔海(4年)に対し、1死二、三塁から4番・渡部海(3年)が3ラン本塁打を放ち先制。投げては10月に行われたプロ野球ドラフト会議で中日から1位指名を受けた中西聖輝(4年)が先発として9回2安打17奪三振の完封で勝利を手繰り寄せた。
今秋は春に続いて6季連続18度目のリーグ優勝を果たした青山学院大。今大会は3年連続の決勝進出となった。先発のマウンドに上がった中西は16日の佛教大戦で9回1失点の完投勝利を飾り、この試合は中2日での登板となった。
中西の立ち上がりは、先頭の坂下晴翔(4年)、2番・川端 一正(3年)、3番・岩間倫太朗(3年)を三者連続三振。さらに2回、3回も毎回奪三振の三者凡退とパーフェクト投球が続いた。そのまま中西は5回まで立命館打線を無安打に抑える好投。味方打線の援護を待った。
打線は立命館大の先発・遠藤に対し、前半5回まで走者を出すも得点することができず。すると6回、先頭の藤原夏暉(4年)が左安打で出塁。続く大神浩郎(1年)の一塁へのバントは内野安打となりチャンスを広げると、今秋DeNAからドラフト1位で指名を受けた小田康一郎(4年)が初球で送りバントを決め、走者を進めた。1死二、三塁と得点の好機で迎えた4番・渡部はフルカウントからの7球目、スライダーを振り抜き打球はレフトスタンドへ。3ラン本塁打が飛び出し先制に成功した。
終盤に入った7回には立命館大の2人目・有馬伽久(3年)に対し、この回先頭の山口翔梧(2年)が四球で出塁。有馬の暴投の間に山口は二塁へ進み追加点のチャンスを作ると続く8番・谷口勇人(3年)がライトへの適時打を放ち4点目を挙げた。
4ー0とリードを広げた青山学院大。マウンドに立ち続ける中西は7回裏、2死走者無しから4番・星野大和(3年)にこの試合初めてのヒットを許したが、後続を抑え無失点に。8回には西野啓也(3年)に右二塁打を放たれ得点圏に走者を背負うが、本塁を踏ませなかった。そのまま9回のマウンドにも上がると、三者連続三振の圧巻投球で締めた中西。青山学院大の大会連覇にマウンド上は中西を中心に歓喜の輪が広がった。
これまで大会連覇を達成した大学は法政大(7・8回大会)、東海大(13・14回大会)、明治大(26・27回大会)、東亜大(34・35回大会)、東洋大(38・39回大会)。今大会の青山学院大の連覇は史上6校目となった。
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