
ヤクルトは3日、都内で今秋ドラフトで指名した新入団選手の発表会見を行った。ドラフト6位のNTT東日本・石井巧(23)は今オフ日本ハムから国内FA権の行使を表明した兄・一成(31)からサプライズでビデオメッセージが送られ「自分も試合に出て活躍して兄を倒したいです」と闘争心を燃やした。
【写真を見る】ヤクルト・ドラ6石井巧「戦えるチャンスがある」兄・一成に闘争心燃やす 実家の“石井米”アピールも
ビデオメッセージでは「巧、東京ヤクルトスワローズへ入団おめでとう。小さい頃からプロ野球選手になるんだと言いながら、一日中外で壁当てや素振りをしたのを覚えています。これからいろんなことを経験し、プレーしていくと思いますがその感謝の気持ちを忘れずにプレーしていってください」と激励のコメント。
弟・巧は「自分が野球を始めたのも、兄が野球やってる姿を見てかっこいいなと思って始めたので、ずっとプロの世界を目指してやってきて、やっとスタートラインに立てて、しかも兄と戦えるチャンスがある」と夢の兄弟対決を見据えた。
「あまり技術的なことは教えてもらったことないですし、キャッチボールをしたぐらいで歳が離れてるので、あまり喧嘩したこともない。一度サッカーのゲームやってるときに、絶対勝てるわけないんすけど、本当に一生懸命無言でやったら勝てて『ざまあみろ』っていうふうに言ったら『お前調子のんなよ』と(言われた)」と笑顔で兄弟でのエピソードを明かした石井。
実家は栃木県那須郡那珂川町の米農家であることで知られ、そのブランド名が「石井米」。会見ではその石井米が実際に配られドラフト1位の法政大・松下歩叶(22)は「口に入れた瞬間、一つ一つの米が立っててですね、噛めば噛むほど甘くなり…お父様買わせてください」と食レポ。石井も「すごく美味しいです」と話すと「よく田植えの手伝いだったり、稲刈りの手伝いをしていて、思い出があります。ネットで購入できるんですけど、その販売数を増やして体制が整っている状態ですので、ぜひ皆さんよろしくお願いします」と石井米をアピールした。
プロ野球選手の第一歩を踏み出したこの日、「日々挑戦者だと思っていろんなところに挑戦して、三拍子揃った選手になりたいです」と意気込んだ石井。兄・一成の背中を追いかけプロの世界に挑む。
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