
Honda陸上競技部は4日、東京世界陸上の代表で、100mで10秒00の自己ベストを持つ栁田大輝(22、東洋大)が来年4月1日に入部することを発表した。栁田はHondaを通じて「世界大会のファイナリストを目指して、日々努力を重ねていきたい」とコメントした。
Hondaは「このたび、短距離種目で世界を舞台に戦う栁田選手をHonda陸上競技部の一員として迎え入れ、共に世界へ挑戦していくことを決定しました。短距離選手の入部は43年ぶりとなり、中・長距離選手とお互いに刺激し合うことで、世界の舞台で表彰台を狙える選手を輩出することを期待するとともに、引き続き日本陸上界の発展に貢献することを目指します」と発表した。
Honda陸上部の小川智監督(47)も「43年ぶりに中・長距離種目以外の選手が入部することとなり、とてもうれしく思うと同時に新たな挑戦に心を躍らせております。栁田選手の加入により、チームのポテンシャルと強い個性をさらに引き出し、世界大会でメダルを獲得することが目標です」と栁田の加入に期待。
栁田は東京農大二高の2年時に出場した日本選手権(2020年)の男子100mで7位入賞。東洋大に進学後は、2023年の同大会で当時の自己ベストとなる10秒13(₋0.2m)をマークし2位、アジア選手権で金メダルを獲得した。
今季は追い風参考ながら関東インカレで9秒95(+4.5m)をマーク。ゴールデングランプリ、アジア選手権を制し好調をキープしていたが、日本選手権ではフライングで失格となりまさかの予選敗退。個人種目での東京世界陸上代表入りは逃したが、8月のアスリートナイトゲームズで10秒00(+0.3m)の自己ベストをマークするなど、日本人5人目の9秒台が期待されている。
東京世界陸上はリレーで3大会連続となる世界陸上代表入り(前回大会は100mで準決勝進出)。4×100mリレーで2走を務め6位入賞に貢献した。
【栁田大輝選手のコメント】
「このたび、Honda に入社することになりました、栁田大輝です。『世界のHonda 』の名に恥じぬよう、世界を舞台に戦い、世界大会のファイナリストを目指して、日々努力を重ねていきたいと思っています。来年度からの社会人としての競技シーズンに向け、これまで以上に気を引き締めてトレーニングに励みます。今後とも温かいご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします」
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