
バドミントンの日本一を決める『全日本総合選手権』各種目の決勝が30日に行われた。女子ダブルスではパリ五輪・女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽(28、再春館製薬所)が五十嵐有紗(29、BIPROGY)とのペアで初の優勝を果たした。
9月19日開幕 アジア大会(愛知・名古屋)41競技、460種目が実施、53競技会場 32年ぶりの日本開催
志田は松山奈未(27、再春館製薬所)とのペア解消後、五十嵐とのペア結成から約4か月で挑んだ全日本総合。準々決勝までストレートで勝ち上がると、準決勝は保原彩夏、廣上瑠依(ともにヨネックス)にファイナルまで待ちこまれた。しかし経験豊富な志田・五十嵐が最終第3セットで21ー8点で奪い、決勝に進出した。
迎えた決勝は櫻本絢子(ヨネックス)・廣田彩花(岐阜Bluvic)に第1セットを20ー22で先取されたが21ー18で奪い返し、ゲームカウント1ー1に。最後は21ー16で新ペアで初の優勝を達成した。
試合後、五十嵐は「上の2ペアが棄権したことによって、ちょっと逆にプレッシャーになってしまったり、絶対に優勝しなきゃいけない気持ち」があったと話し、「全日本総合で代表に入るっていうのが自分たちの目標だったので、ちょっとプレッシャーにはなった」とプレッシャーと戦いながらの大会だったと振り返った。
志田も「自分たちにとってすごいきっかけになる大会にはなるんだろうと思っていたので、絶対に優勝しようという気持ちだった」と大会への思いを語った。さらに「日本には強いペアがたくさんいる中で、優勝できたっていうのはすごく自信になる。本当いいところと反省点がしっかり見えた内容も詰まったすごい全日本総合になったと思うので、その中で勝ち切れたことも自信にしたいし、反省点はもう1回反省して来年に活かせるすごい良いきっかけをいただけたんじゃないかな」と来年に向けて意気込んだ。
混合ダブルス決勝では東京、パリ五輪2大会で五十嵐とのペアで銅メダルを獲得している渡辺勇大(28、JーPOWER)が登場。田口真彩(20、ACT SAIKYO)との新ペアで初の頂点に立った。志田の元相方の松山は緑川大輝(25、NTT東日本)との混合ダブルスは初の決勝に進み、準優勝だった。
【各種目決勝 結果】
■男子シングルス
奈良岡功大 2ー1 武井凜生
■男子ダブルス
山下恭平・緑川大輝 2ー0 岡村洋輝・三橋健也
■女子シングルス
山口茜 2ー1 宮崎友花
■女子ダブルス
志田千陽・五十嵐有紗 2ー1 櫻本絢子・廣田彩花
■混合ダブルス
渡辺勇大・田口真彩 2ー1 緑川大輝・松山奈未
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