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「苦渋の判断」 首都高速道路が来年10月に1割の値上げ方針を発表 1キロあたり3円値上げ 物価高や老朽化対策で維持管理費が上昇

国内
2025-12-24 15:47

物価高などに対応するため、首都高速道路は来年10月に1キロあたり3円値上げする方針だと発表しました。


首都高速道路の料金は現在、普通車がETCを使った場合、1キロあたり29.52円となっているほか、55キロ以上走った場合は上限が設定されています。


しかし、近年の物価高や老朽化対策によって維持管理費が上昇していることから、来年10月に料金の値上げを予定しているということです。


1キロあたりの料金はおよそ3円あがって、32.47円とします。たとえば、20キロ走った場合はこれまで810円でしたが、880円になります。


また、上限金額は1950円から2130円になります。


首都高速道路 寺山徹 社長
「お客様の安全安心に直結する日々の維持管理サービスを24時間365日お届けするという社会的な使命を果たすためには、やむを得ない苦渋の判断をさせていただきました」


こうした値上げ案については、きょうからパブリックコメントを募集し、東京都などの自治体の許可を得たうえで、国土交通省に申請するということです。この値上げによって当面5年間は道路サービスを安定的に提供できるとしています。


1キロあたりの料金が値上がりすれば、今の料金体系になった2016年4月以来初めてです。


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