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「図書館」で地域活性化?おしゃべり・飲食OK?旅の目的地にも 本を借りる場所から“人が集まる場所”へ【Nスタ】

国内
2026-04-30 14:25

おしゃべりや飲食もOK!など、進化している「図書館」。中には観光スポット化している施設もありました。


【写真で見る】ついつい訪れたくなる図書館 館内の様子は?


もちろん利用は無料ということで、ゴールデンウィークのお出かけ先にいかがでしょうか?


会話&飲食OK 無料で楽しめる図書館 交流スペースの役割も

2020年にオープンした、栃木県那須塩原市にある図書館「みるる」。館内の中へ進むと、開放的な空間が広がり、天井いっぱいまである高さの本棚が印象的です。


館内には約18万冊の本があり、地元の人の憩いの場として利用されていますが、県外からも。


東京からの利用者
「図書館って皆さん勉強したり新聞読んでたり、固いイメージなので、(ここは)柔らかいイメージだなと」


普通の図書館ではおしゃべりや飲食をしていると注意されますが、「みるる」の館内には、読書しながら利用できるカフェが併設されています。


さらに、図書館なのに会話をしても注意されません。


那須塩原市図書館「みるる」 物井友和 館長
「当館は交流スペースとして位置づけられていますので、おしゃべりがOKな図書館となっています」


しかも、静かすぎると話しにくいということで、BGMを流して話しやすい空気を作っているそうです。


利用者
「静かっていう感じではなく、ゆったりと自分の時間を過ごせる。すごくいい図書館だな」


過ごしやすいだけじゃない!“本を手に取ってもらう”工夫

単に過ごしやすい場所というだけではなく、本を手に取ってもらう仕掛けもあります。


館内で自然と目に入るのが、本棚に飾られた「大きな言葉」。実はこの「言葉」は本の一節から抜き出した彫刻作品なのです。


この一節から関心を持ってもらい、本を手に取ってもらう仕掛けとのことです。


少し騒がしくても大丈夫な図書館。来館者は右肩上がりで増えていて、移転前の約15万人と比べ、2025年度は3倍近くの42万人になっています。


ついつい訪れたくなる図書館 各地に拡大

こうした中、各地に広がっているのが、ついつい訪れたくなる図書館。


東京・中央区の図書館「本の森ちゅうおう」は、ガラス張りで開放感のある建物になっています。


大阪・門真市にも5月、新たな図書館「KADOMADO」がオープンします。


「KADOMADO」は1階から5階までの施設ですが、ここでは図書館ぽくない光景が見られます。


門真市立文化創造図書館KADOMADO 組谷明豊 館長
「カフェが1階に入っておりますので、その本をコーヒーを飲みながら読書していただける」(蓋付き飲料であれば持ち込み可能)


役割が変化する図書館 “地域愛を育む場所”へ

なぜ自治体は図書館に力を入れているのでしょうか。


“いかに地域愛を育む場所にできるのか”がポイントだということです。


門真市立文化創造図書館KADOMADO 組谷明豊 館長
「(各自治体が)消滅可能都市の中に含まれていく中で、どう生き残っていくかということと、自分たちの地域にはこれだけの魅力があるということを、どうやったら伝えられるかということを。そういった公共施設を主軸にアップデートしていっている」


図書館は本を「借りる場所」から、人が「集まる場所」へと役割が変わってきてるようです。


2022年7月開業の石川県立図書館は、外観だけでなく内観も素敵です。


リニューアルオープンし、2025年の来場者数は過去最多の137万人以上でした。


人が集まる理由は…


元図書館職員 オラシオさん
「ここは自由に(館内)撮影していいとなっているので、結構いろいろな方が行っている。図書館業界の中でもすごく評価が高くて、図書館関係者の方でも見学しに行く方がとても多い」


“日本一海が見える”図書館も 全国800か所めぐった元図書館職員のおすすめは

全国800か所の図書館に行ったことがあるという、オラシオさんにおすすめを教えていただきました。


元図書館職員 オラシオさん
「若松図書館というところが結構好きなんです。海に面している地域なのですが、日本一海が見える図書館というふうに言っている」
「海を見るだけなら、旅行者の方でも全然楽しめますし。ここマンションがくっついている図書館でして、図書館のことを知った人がマンションに空き物件がないか探した人が何人かいるというくらい、ここの街に移住してみたいという図書館」


人が集まる図書館の存在感が増している一方で、書店は減少傾向にあります。


「本を探す楽しみが増えた」書店の“本を手にしたくなる”仕掛けとは

そんな中、3月にオープンした三省堂には、様々な工夫がありました。


2022年から一時閉店していた東京神保町にある「三省堂」。3月にリニューアルオープンした店内には、本を手に取りたくなる仕掛けがありました。


三省堂神田神保町本店 杉本佳文 本店長
「1階は『知の渓谷』と名付けていて、本棚がだんだん壁面に対し、高くなっていくような仕掛け」


本の表紙が見やすい展示になっていて、段差をつけることで、「奥にある本も見たくなる」レイアウトになっているそうです。壁側からは店内を見渡すこともできます。


出水キャスター
「お客さんの集まり具合をみて、『今あそこのコーナー人気だから行ってみよう』、そんな買い方も面白そう」


店内の変化に、お客さんは...


60代
「前は四角く並んでて、三省堂に行けば品揃えがあると思っていた。本を探す楽しみが増えたと思います」


書店が減少する中、本に触れてもらう機会をいかに増やすか。その模索も始まっています。


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