
中国とロシアなどの新興国で作るBRICSの外相会合で、中国の王毅外相はアメリカの保護主義に「反対すべきだ」と呼びかけました。
中国外務省によりますと、ブラジルのリオデジャネイロで開かれているBRICSの外相会合に28日、王毅外相が出席し、演説しました。
このなかで王毅外相は、アメリカについて「関税を武器に各国に不当な要求を突き付けている」と批判。「黙って妥協をすれば、いじめの加害者を付け上がらせるだけだ」と主張し、各国に対してアメリカの保護主義に反対するよう呼びかけました。
アメリカと中国は互いに報復関税を課した状態が続いていて、中国としては新興国と連携してアメリカに対抗していきたい狙いがあります。
また、王毅外相は「新しい情勢のもとでBRICSは平和と発展に向け、中核的な役割を果たすべきだ」と述べ、中国やロシアが主導するBRICSが影響力を拡大していくべきだという考えを強調しました。
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