サントリーホールディングスは、新浪会長が辞任したと発表しました。新浪氏は違法薬物をめぐる取り調べを受けていました。
サントリーHD 鳥井信宏 社長
「昨夜、弊社代表取締役会長、新浪剛史が辞任いたしました。本件において皆様にご心配・ご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます」
サントリーホールディングスは、先ほど緊急会見を開き、新浪剛史会長がきのう付で辞表を提出したと明らかにしました。
関係者によりますと、新浪氏は日本では違法の疑いがある薬物を海外から入手したとして、福岡県警から取り調べや関係先の家宅捜索を受けていたということです。
新浪氏による違法薬物の所持や使用は確認されませんでしたが、サントリーは新浪氏の行為について「会長として求められる資質を欠く」と判断したと説明しています。
サントリーHD 鳥井信宏 社長
「ここにいらっしゃる皆様の中には、新浪氏と2人で会見をしたことを覚えている方もいらっしゃると思いますが、二人三脚でやろうと言ったのに大変残念です」
新浪氏は総合商社を経て、2002年に43歳の若さでローソンの社長に就任。2014年には、サントリーに創業家以外で初めての社長として迎えられました。
およそ10年にわたり社長を務めた新浪氏は、今年、創業家の鳥井信宏氏に職を譲り、会長に就任したばかりでした。
会見では、新浪氏からの「会長の仕事を続けることができなくなったことは残念に思っている」とのコメントが紹介されました。
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