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丸亀製麺 店長の年収「最大2000万円」実現へ 全国の男女6人の店長が候補に 背景には外食業界めぐる“人材獲得競争”

経済
2025-09-17 19:10

うどんチェーン「丸亀製麺」の運営会社は、「店長」の年収を最大で2000万円にすると発表しました。候補の店長を取材すると会社の狙いが見えてきました。


コシがある打ち立ての麺が人気の「丸亀製麺」。その運営会社がきょう、業界も仰天の戦略を打ち出しました。


トリドールHD 粟田貴也 社長
「(店長の年収を)最高年収2000万円実現まで我々はもっていきたい」


“店長の最高年収2000万円”!その候補生に選ばれたのは、全国の男女6人の店長です。


選ばれた理由を探るべく、候補の1人がいる兵庫県神戸市に行ってみると…


店長の原佳奈子さん、36歳。店長歴は2年です。


お昼どきはお客さんでほぼ満席。そんな店内でひと際響いていたのが、“わっしょい”というかけ声。


メニュー表には、“当店限定わっしょい付き”。うどんを頼むと、“わっしょい”というかけ声がついてくるのです。


丸亀製麺・垂水店 原佳奈子 店長
「注文が入って『はい何々ですね』とお客様に言うだけだと、もっとなにかないかな、みんなで合言葉作ろうよ」


もちろんこの店オリジナル。“わっしょいうどん”は高単価ですが、今では5人に1人が頼むといいます。


丸亀製麺・垂水店 原佳奈子 店長
「わっしょい付きってなんなんやろなって。そこでもお客様と接点になる」


“この店オリジナル”は他にも…


丸亀製麺・垂水店 原佳奈子 店長
「こちら中でお食事ができるカウンター席に変えた」


元々テイクアウト用のスペースをカウンター席に変えました。


こうした独自の取り組みが功を奏し、売上もアップ!年収2000万円の候補生に選ばれました。


飲食店の店長としては破格の年収2000万円。背景にあるのは外食業界をめぐる、激しい“人材獲得競争”です。


トリドールHD 粟田貴也 社長
「人を揃えることが最低限必要。離職を減らしていきながら、そこで集まったメンバーがより高い満足をお客様に提供していく」


店内で打ったうどんを茹でたてで提供する「丸亀製麺」。機械に頼らず、ほとんどの作業をあえて人が行っているため、他の企業よりも人手が必要です。年収アップで離職率を下げる狙いです。


外食業界では、すかいらーくHDでもファミレスの店長の年収を最高1000万円に引き上げることをすでに明らかにしていて、今後も競争は更に厳しくなりそうです。


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