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なぜ?20年ぶりに「ジンギスカンブーム」再来…“清涼感”あふれる進化系も登場【THE TIME,】 

経済
2025-10-10 11:10

北海道出身の安住紳一郎アナは「私はずっとジンギスカンブーム」と豪語しますが、いま“20年ぶり”にジンギスカンが再びブームに。そのワケとは?


【写真を見る】“清涼感”あふれる進化系も!? 20年ぶり「ジンギスカンブーム」再来


「いくらでも食べられる」女性にも人気

午後6時半には多くの客でぎっしりの『大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん 有楽町店』(東京・千代田区)。


看板メニューは、塩〆熟成上ラム肩ロースや赤身ももなど4種類のラム肉が楽しめる「ジンギスカン贅沢コース」(4400円※2名~)です。


THE TIME,マーケティング部 山根千佳部員:
「お肉がめっちゃ柔らかい。歯ごたえもあって脂もさっぱりしていて、いくらでも食べられちゃう」


他にも飲み込めるほどに薄くスライスしたラム肉を味わえる「飲めるジンギスカン」(968円)も大人気です。


昼間も営業開始からわずか10分でほぼ満席。


ランチ限定の「塩〆熟成ジンギスカン定食」は、塩〆熟成上ラム肩ロース&定番ジンギスカンの2種類のラム肉11枚に、野菜・ご飯・スープのバイキングが付いて1628円。(※値段は店舗により異なります)


20代女性客:
「1000円ちょっとでおいしいラムが食べられる。ただ、臭いがすごいので会社にファブリーズを用意して2人でかけあっている(笑)」


あまりの人気ぶりに今後は店舗数を3倍に拡大する予定だといいます。


『牛角』でもジンギスカン

都内だけではなく、千葉県の『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』(船橋市)も大盛況。


「焼肉よりジンギスカンの方が好き」(30代女性)
「前は焼肉だったけど最近はジンギスカンの方が多い」(50代女性)


そして、あの『牛角』もジンギスカンに参入。


11月末までの期間限定で、北海道のラム専門店「羊々亭」が監修した「塩ジンギスカン」などが味わえます。


20年ぶり「第3次ブーム真っ只中」

ジンギスカンは「度々ブームになっていた」と話すのは、グルメサイトが運営する「外食市場の調査・研究機関」の研究員・田中さんです。


『ホットペッパーグルメ外食総研』田中直樹所長:
「第1次ジンギスカンブームは2001年頃。牛・豚・鶏に次ぐ“第4の肉”として注目されたのがきっかけ」


▼2001年頃、狂牛病の感染の広がりでラム肉が注目され
▼2005年には、健康ブームにのり東京でもジンギスカン専門店が次々と開業。第2次ジンギスカンブームを迎えたといいます。


田中所長:
「そこからしばらく空いたが、“第3次ジンギスカンブームがまさに今、真っ只中にある”


人気のワケは「生」&「価格」

なぜ今、再びブームが来ているのか…?


理由の1つは、【生ラム肉】の広がりです。


実は、少し前までラム肉は「冷凍」がほとんど。冷凍ラム肉は、解凍する際に独特なクセを強く感じるようになってしまうのです。


しかし今、冷蔵技術の向上で“凍らせず新鮮なまま”届くようになり、多くの店でクセの無い「生ラム肉」が味わえるようになったのです。


『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』でも、一度も冷凍しない状態で海外から輸入したラム肉を提供し、「臭みが全然なくて食べやすい」「こんなに食べやすくなったんだ」と大好評。


おススメは、もも肉・ショルダー・肩ロースが入った「生ラム3種セット」(3025円)。生ラムだからこそできる食べ比べセットです。


山根部員:
「肩ロースやわらかい!めちゃくちゃジューシー。もも肉は脂が少ない分すごく食べやすい。クセが全然ないので、“それぞれ肉の味の違いをしっかり感じることができる”


そして、ジンギスカン人気のもう1つの理由は【お手頃価格】なところ。


50代男性客:
「焼肉と比べると“確実に安い”


現在日本で流通している羊の肉は「97%が輸入」で、その多くがオーストラリア産ですが…


『ヤマダモンゴル 千葉津田沼店』海老沢 学さん:
「日本向けに羊肉にかかってくる“関税がまだ緩和されていて安くなっている”。牛肉の同じ部位と比較すると“約3割安く”仕入れている」


「清涼感がすごい」進化系

専門店が増える中、進化系も登場しています。


『国際秘羊館』(東京・渋谷区)で出てきたのは、生ラム肉と一緒に大量のルッコラが盛り付けられた「モンゴル大草原」(1300円)。
スパイスのカルダモンを練り込んだバターで豪快に焼き上げて食べる進化系ジンギスカンです。


山根部員:
「清涼感がすごい。ルッコラがかなり爽やかで、お肉の旨味がかけ合わさっているので永遠に無限に食べられる」


第3次ジンギスカンブームはまだまだ続きそうな気配です。


(THE TIME,2025年10月8日放送より)


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