政府は来年度予算案は過去最大の122兆3000億円とする方向で最終調整に入りました。国の借金にあたる国債発行額は30兆円近くまで膨らみます。
来年度予算案をめぐり、片山財務大臣に直談判したのは小泉防衛大臣。
片山さつき 財務大臣
「21年前にお父さんが総理大臣で、はっきりした指示のもと、ミサイル防衛を入れるために他を削って全体予算を同じにしろって」
防衛システムの整備におよそ1000億円。ほかにも、農地の大区画化や医療従事者の人件費アップなどが認められました。
結局、一般会計の総額は122兆3000億円程度で最終調整。今年度のおよそ115兆2000億円を7兆円以上上回ります。
積極財政を掲げる『高市カラー』の予算。気になるのは財源です。
片山さつき 財務大臣
「インフレ成長率がないと絶対ダメだった」
物価が上がる中、所得税や消費税などの税収も増える見込み。それでも不足分は大きく、国の借金「国債」の発行額は29兆6000億円程度と今年度の28兆円を上回る見通しです。
専門家は“責任ある積極財政”とは認められにくいと指摘します。
野村総合研究所 木内登英 エグゼクティブ・エコノミスト
「ずっとこの姿勢を続けてると、長期金利の上昇とか円安がもっと進む形になって、市場のメッセージを聞きいれなくてはいけない時期に来ているのではないか」
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