物価の上昇を抑えるため、日本銀行が利上げに踏み切る公算が大きくなっています。31年ぶりの高い金利水準は、私たちの暮らしを直撃しそうです。
日銀 政策金利を0.75%→1.0%に引き上げへ
神奈川県横浜市に戸建てを購入した男性。
新築戸建て購入 30代(世帯年収約1500万円)
「家買ったきっかけが4月に子供が生まれた。今の賃貸だと手狭だし(賃貸より)毎月の料金が下がると試算していただいたので、じゃあもう買っちゃおうかみたいな」
住宅ローンは金利が変わらない「固定型」と、定期的に金利が見直される「変動型」がありますが、男性が選択したのはその2つを組み合わせる「ミックスローン」でした。
新築戸建て購入 30代(世帯年収約1500万円)
「全部『固定』も(先行きが)怪しいし、全部『変動』も情勢的に上がりそう。契約した時は金利がまだ低かったので、それも加味して半分『固定』・半分『変動』」
住宅ローンの短期金利の基準となる政策金利。現在は0.75%ですが、来週開かれる日銀の金融政策決定会合で、1.0%に引き上げられる公算が大きくなっています。その場合、5000万円を35年ローンで借り入れているケースでは月々の返済額は約6000円アップすることになります。
なぜこのタイミングで利上げに踏み切るのか。日銀の植田総裁は3日の講演で...
日本銀行 植田和男 総裁
「物価上振れリスクの方が大きく、より早く表れてくる可能性が高い」
中東情勢をめぐって、物価が想定以上に上がるリスクが大きいとの見方を示し、利上げを示唆していました。
住宅価格の高騰でローンの組み方にも変化が起きています。
住宅高騰と金利上昇の“ダブルパンチ” ペアローンのニーズ高まる
世帯年収の7倍にあたる5000万円の注文住宅を購入した女性。
注文住宅購入 30代(世帯年収約700万円)
「ペアローンです。夫婦連名で借りる」
「最初、夫単体で(住宅ローン)審査していたが、夫1人では組めないというのもあったので、私も一緒にどうかと打診があった。一緒に審査組んだら通った」
より多くの金額を借りられるペアローンのニーズが高まっています。住宅ローンの専門家は...
住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」 塩澤崇 さん
「最近の賃金の伸び以上に不動産価格が上がっていることを踏まえると、ここのギャップを何で埋めるかというと、ペアローンが第一選択」
住宅高騰と金利上昇の“ダブルパンチ”に、どう向き合っていけばいいのでしょうか。
住宅ローンの金利上昇対策は? 年収に対して...
藤森祥平キャスター:
日本銀行が利上げに踏み切る公算が大きくなりました。
今後住宅を購入したり、ローンを組んだりする人も多いと思います。「モゲチェック」の塩澤崇さんによると、今後の金利上昇に対しては以下の点がポイントになりそうです。
▼ローンの徹底比較
わずかな金利差でも総返済額は大きな差に(0.01%でも安いものを選んでほしい)
▼借りすぎない
年収の5倍、家計を切りつめても7倍まで
家計に少しでも余裕を持たせた上で、NISAなどで長期・分散・積立投資していくべきだということです。NISAもリスクが0ではないので注意をしながら、このような選択をしていくことが必要になるかもしれません。
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