
21日に行われたアジア最終予選のバーレーン戦に2-0で勝利し、26年の北中米W杯への出場を決めたサッカー日本代表が21日、千葉市内で会見した。3試合を残しての“史上最速”での8大会連続8度目のW杯出場に、森保一監督(56)は「感謝の気持ちが一番正直な気持ち」と会見冒頭で率直な心境を語った。
【写真を見る】森保監督「監督より上のコメントを…」主将・遠藤航「一喜一憂しないことがすごく大事」“W杯優勝”への考え語る
「我々の戦いを見ていただいてファンサポーターの皆さん、サッカーファミリーの皆さん日本中そして世界中で頑張っておられる日本人の皆さんが喜んでくださるということが我々の喜びなので最低限の結果」と喜んだ森保監督。本戦となるW杯に向けて、「これから世界一に向けて新たなチャレンジを積み上げて確実に前進していきたい」と気持ちを新たにした。
史上最速での出場権獲得となったが、キャプテンの遠藤航(31)は「簡単な試合ではなかった」と振り返った。前回のカタール大会の最終予選は苦戦を強いられたこともあり、「まずは決められてよかったなというか、そういった思いを持つ選手たちが多かった」という。
本大会への出場が決まり、今後は代表争いがし烈になる。「新たなスタートになると個人的には思ってるので、選手としてはこれからさらに激しい競争をしていく中で、しっかりチームとして切磋琢磨していって、これからの準備期間、1試合大事に戦っていきたい」と気を引き締めた。
チームを率いるキャプテンとして、「W杯優勝」を目標に掲げる遠藤。目標設定は「アスリートにとってはすごく大事というか高すぎても、難しいし、その低すぎても良くないみたいなところで結構考えた」と、周囲の選手たちの様子も参考にしたという。
“世界一”という大きな目標の達成へは「これからの試合の結果に一喜一憂しないということがすごく大事になってくる」と遠藤。「どんな結果が出ても、その過程に関してはぶれずに終わる、W杯優勝をとにかく掲げるっていうそこのメンタリティをしっかりチームとして持てるか。それはメディアの皆さんも、ファンの皆さんも含めて、同じ意識を持って挑めるかっていうことがこれから大事になっていくのかなって個人的には思ってます」と自身の考えを述べた。
これに対し、森保監督は「監督より上のコメントをしてくれて喋ることがないんだけど、どうしたらいいのかなと思っています」と会見場の笑いを誘った。
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