
■スノーボード世界選手権(日本時間29日、スイス)
【写真を見る】快挙!ビッグエアで日本女子が表彰台独占 男子も金、銀でフィニッシュ【スノーボード世界選手権】
スノーボードの世界選手権で男女のビッグエア決勝が行われ、女子は北京冬季五輪銅メダルの村瀬心椛(20、TOKIOインカラミ)が初優勝を果たした。2位には岩渕麗楽(23、バートン)、3位に深田茉莉(18、ヤマゼン)が入り、スキー、スノーボードの世界選手権で日本勢が表彰台を独占したのは1999年大会のジャンプ男子ノーマルヒルで優勝した以来、26年ぶりの快挙となった。男子は木俣椋真(22、ヤマゼン)が優勝、前回王者の長谷川帝勝(19、STANCER)が2位で日本勢の1、2フィニッシュとなった。
決勝は1人3本滑り、得点の高い2本の合計で競う。最終滑走で登場した村瀬は、1本目から高難度の技で85.75点で首位に立つと、2本目も76.75点をマークしそのまま優勝した。世界選手権初の頂点に「今季は2位と3位ばかりだったので、久しぶりに優勝できてすごくうれしい」と笑顔を見せ、「来年の五輪でもてっぺんを目指して、笑顔で帰れるように頑張りたい」と来年のミラノ・コルティナオリンピック™に向けて意気込んだ。村瀬は今大会2位に入ったスロープスタイルに続く2種目での表彰台。
■女子ビッグエア結果
1位 村瀬心椛 162.50点
2位 岩渕麗楽 156.00点
3位 深田茉莉 153.25点
4位 鈴木萌々 150.00点
男子は木俣が1本目で5回転回るフロントサイド1800を成功させ3位につけるが、2本目でアクシデント。1本目より半回転多い5回転半(1980)に挑ん だが、着地に失敗し、鼻から出血。その影響が心配された3本目。2本目と同じバックサイド1980を 成功させ、95.00をマーク。ただ一人90点を超える得点をたたき出した。初の世界一に。あまり感情を表すタイプではないと平然を装っていたが、心の中では「めちゃくちゃ嬉しい。今までで一番 嬉しい」と喜んだ。
連覇を狙った長谷川は2本目3本目に5回転の技を成功させ、高得点を2本揃えたが「きょうは(木俣)椋真の日だった」と王者を労った。
■男子ビッグエア結果
1位 木俣椋真 176.75点
2位 長谷川帝勝 174.5点
3位 オリバー・マーティン(アメリカ) 171.75点
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5位 宮村結斗 155.75点
10位 荻原大翔 47.25点
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