
柔道の日本一決定戦、全日本選抜柔道体重別選手権の1日目が5日、福岡国際センターで行われ男子66kg級の阿部一二三(27、パーク24)が準決勝を欠場した。
阿部は1回戦で中島瑞貴(22、九州電力)と対戦し、体落による優勢勝ちで準決勝に駒を進めていたが、試合中に関節をとられていた。
取材に応じた阿部は「関節を取られた際に左ひじに若干の違和感があるなと、気になるなと。すごい悪いという状況ではない」と語った。それでも「パリも終わって、一番はモチベーションをここ(大会)に合わせることで乗り越えられた。大事をとって棄権という形になったが、世界選手権に確実につながる試合になった」と前を向いた。
阿部にとって今大会は五輪連覇を果たしたパリオリンピック™以降、約8か月ぶりとなる実戦だった。
■阿部一二三(あべ・ひふみ)
1997年8月9日生まれ、日本体育大学卒。身長167㎝・66kg級。パーク24所属。
妹の詩とは東京五輪で史上初の兄妹同日優勝を果たした。2023年6月に柔道史上最速でパリ五輪柔道男子66kg級代表に内定。パリ五輪では個人金メダル、混合団体銀メダルを獲得した。
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