■MLB　ドジャース 6ー2 ロッキーズ（日本時間16日、ドジャースタジアム）

ドジャースの大谷翔平（30）は16日、本拠地でのロッキーズ戦に“1番・DH”で先発出場、4打数無安打1四球2三振。今季5個目の盗塁を成功させて、イチロー以来、日本人選手2人目となるメジャー通算150盗塁をマークした。チームも4カードぶりの勝ち越しを決めた。

前日15日は6試合ぶりの5号を含む今季3度目の3安打と当たりを取り戻した大谷、現地4月15日は黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャース（現ロサンゼルス・ドジャース）でデビューした歴史的な日、その栄誉を称えて、全球団の永久欠番となっている背番号“42”を選手全員が付けてプレーした。

大谷はジャッキーロビンソンデーは2020年から毎年出場し、19打数7安打、打率.368、2本塁打、4打点、5年連続でヒットを放っている。ロッキーズの先発はR.フェルトナー（28）、昨季初対戦して通算成績は6打数1安打。

大谷も偉大な先輩の背番号を背負い1回の第1打席、1球目は内角高めのストレートを見逃し、2球目は内角高めのスライダーに空振りと2球で2ストライクに追い込まれると、3球目は外角低めのチェンジアップに空振り三振。ロッキーズバッテリーの完璧すぎる攻めで打ち取られた。

1対0とリードし、先頭打者で迎えた3回の第2打席、ロッキーズバッテリーは一転、内角に変化球、外角にストレートと大谷への攻め方を変えてきたが四球で出塁。1死一塁の場面で大谷がスタート、今季5個目の盗塁を成功させて、イチローに次ぐ日本選手2人目のメジャー通算150盗塁をマークした。そして、4番・W.スミス（30）が2号スリーランで4対0とリードを広げた。

打者一巡して2死満塁で迎えた3回の第3打席、大谷は今季得点圏では4打数無安打3三振と開幕から84打席タイムリーなし。1本ヒットが欲しいところだったが、ロッキーズ2人目、J.バード（29）の外角低めのシンカーを追いかけてしまいセカンドゴロに倒れて、得点圏は5打数無安打3三振となった。

6回、無死一塁で回ってきた第4打席、左腕のS.アレクザンダー（35）と対戦。カウント2－1から真ん中に甘く入ってきたシンカーを空振り、大谷も悔しい表情を見せた。そして、フルカウントからの6球目、外角低めのシンカーに空振り三振に倒れた。

8回、無死一塁の場面での第5打席、ロッキーズ5人目、S.ハルボーセン（25）にオールスプリット勝負でピッチャーゴロ、打者走者で1塁に残ると、2塁へ進み、3番・F.フリーマン（35）のレフト前ヒットで好走塁、貴重な追加点のホームを踏んだ。チームも2試合連続で2ケタ安打をマークし、4カードぶりの勝ち越しを決めた。

大谷は4打数無安打1四球2三振、今季5個目の盗塁を成功させて、イチロー以来、日本人選手2人目となるメジャー通算150盗塁をマークした。打撃は2試合ぶりのノーヒットに終わった。

ナ・リーグ本塁打争いはチームメイトのT.エドマン（29）、K.シュワーバー（32、フィリーズ）らに加え、この日、C.キャロル（24、ダイヤモンドバックス）、J.ウッド（22、ナショナルズ）も6本目を放ち、6人が並ぶ大混戦、大谷は5本と1本差で追走している。

メジャートップはメジャー3年目、父親もメジャーリーガーだったアスレチックスのT.ソダーソトロム（23）がこの日のホワイトソックス戦で7号、8号と2本のアーチを放った。
 

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