
卓球の世界選手権(カタール・ドーハ)に出場していた日本選手団が26日に帰国し、男子ダブルス金メダルの戸上隼輔(23、井村屋)と篠塚大登(21、愛知工業大)らメダリスト7名が記者会見を行った。
【写真を見る】男子ダブルス64年ぶり金の戸上隼輔・篠塚が互いを賞賛「メンタルお化け」「安心感」ロス五輪での金誓う
世界ランク5位の戸上・篠塚ペアは、男子ダブルスで世界ランク1位のフランスペアを破った台湾の高・林ペア(世界ランク11位)を決勝で3-2で破り、日本勢64年ぶりとなる金メダルを獲得した。
「64年ぶりというのは(決勝の)試合前に分かっていて、これに勝てば歴史的快挙になるというのは頭の片隅にあったが、それで頭や体が硬くなってしまった」と話す戸上。「篠塚は大舞台で初めての決勝だったが、臆することなくガンガン攻めていくところが“メンタルお化け”だった」と年下の篠塚に賛辞を送った。
また篠塚も「戸上さんはチャンスが来れば必ず決めてくれる安心感がある。だからこそ自分がちょっとでも攻めれば戸上さんが決めてくれると思っていた」と、互いを称え合った。
昨夏のパリオリンピックTMでも団体戦でペアを組んだ2人だが、メダルには届かなかった。その後、戸上はドイツリーグで、篠塚は日本のTリーグで実力向上に励んだ。「互いに個々の技術や戦術を違う環境で高められたことが良いコンビネーションになった。お互い技術が相当上がったという自信と、これまでお互い苦しい経験をしてきたのでどんな状況になっても諦めずに戦えた」と戸上は胸を張る。
この最高の経験が、3年後にも繋がる。2028年のロサンゼルス五輪では、団体戦とは別に男女ダブルスが復活する。戸上は「五輪に向けて自信に繋がる大会になった。金メダルを目指して頑張りたい」、篠塚は「シングルスでも表彰台に上がりたい気持ちが強くなった」と、更なる躍進を誓った。
※写真は左から戸上選手、篠塚選手
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