
■第26回アジア陸上競技選手権大会 最終日(日本時間31日、韓国・クミ)
【写真を見る】男子200m金・鵜澤飛羽らが帰国「強さを証明できた」アジア選手権終え日本勢は金5個、世界陸上へ弾み【陸上】
5日間に渡って行われた陸上のアジアNo.1決定戦「アジア選手権」(韓国・クミ)が幕を閉じ、最終日の男子200m決勝で連覇を果たした鵜澤飛羽(22、JAL)らが1日に帰国した。
鵜澤は決勝で20秒12(+0.8m)の自己新をマークし、末續慎吾が03年に出した日本記録にあと0秒09に迫る快走をみせた。
大会を振り返った鵜澤は「まず今回はタイムは気にしていなくて、勝つことを目標にして、身体の調子が良くなかったんですけど、そういうときでも勝ち続けるっていう強さを証明するのがすごく大事だと思っているので、そういう点ではしっかり強さを証明できたのかなと思います」と手応えを口にした。目標である日本記録については「高い壁であるのは確かなんですけど。自分もその上しか目指してないので、早く超えられるように頑張ります」とレジェンドの記録更新を誓った。
また女子800mで2分00秒42の好タイムで銀メダルを獲得した久保凛(17、東大阪大敬愛高)は「今回が初めてのシニアでの日本代表を背負っての試合となって、2位という結果で悔しい順位となりましたが、しっかり次に繋げるレースをすることができた」と振り返った。続けて「まず2本レースを走らせていただいて、予選は2分2秒だったんですけどまだ余裕を感じて、まずそこも成長だなって感じた部分と、決勝でも2分00秒台で2分は切れなかったんですけど、2分0秒台を(今季)何本か出してこれてるので、もっと練習していきたいなって思います」と弾みのつく大会となったようだ。
女子5000mでは、前回大会覇者の山本有真(25、積水化学)が15分16秒86で銅メダルを獲得。「自分の力がついてきたなって実感できる大会だった」と振り返った山本は「今までこういう年がなく、いつもケガをしたりとかしてたので1月から休まずにずっと質の高い練習を積んでいるのと、金栗(4月)から自己ベストを出して、次のセイコーグランプリ(5月)でも自己ベスト(3000m)を出したのは自分の中でも自信に」と成長を実感できているという。
最終日は男子やり投で﨑山雄太(29、愛媛競技力本部)が最終投てきで83m75をマークし、3位で表彰台入り。新井涼平(33、スズキ)は9位だった。男子400mHでは東京2025世界陸上の参加標準記録(48秒50)を突破している井之上駿太(22、富士通)が50秒02で4位。一時、2位のカタール選手が失格で銅メダルとなったが、その後修正されて表彰台ならず。
男子800mでは日本記録保持者の落合晃(18、駒澤大)が1分48秒01で5着。石井優吉(22、Penn State)は1分46秒74と自己ベストまで0秒52に迫る走りで4着となった。
女子200mでは鶴田玲美(28、南九州ファミリーマート)が23秒29(+0.3m)の4位で、表彰台には届かなかった。男子棒高跳では山本聖途(33、トヨタ自動車)は5m42の7位、柄澤智哉(23、東京陸協)は5m32で8位タイで終えた。
全5日間を終え日本勢は金メダル5個、銀メダル11個、銅メダル12個の計28個のメダルを獲得した。
※写真は左から山本有真選手、鵜澤飛羽選手、久保凛選手
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