
■MLB ドジャースーダイヤモンドバックス(日本時間1日、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの山本由伸(27)が本拠地でのダイヤモンドバックス戦に今季26度目の先発、7回、98球を投げて、被安打4、奪三振10、四死球0、失点1(自責点1)。この試合ではイニングの先頭打者を1度も許さず、無四球と安定したピッチング、コースを丁寧に付く投球で今季3度目の2桁奪三振、最多タイの10個の三振を奪い、12勝目の権利を手に降板した。
前回8月25日のパドレス戦は6回2失点で11勝目、「落とせない試合だったので、いつも以上に集中力も高く試合に入れた」と話し、「感覚がすごく良かったですし、感覚以上にスピードが出てた」とストレートが良かったと口にしていた。今季ダイヤモンドバックス戦は3度目の登板、0勝1敗と白星を挙げていない。
連敗で2位パドレスに1ゲーム差と迫られて、またも落とせない一戦でのマウンドとなった。気温34℃、湿度40%と厳しい暑さの中でのピッチングとなった1回、山本は丁寧なピッチングでカーブ、スプリット、カットボールと打者のタイミングを外して大事な立ち上がりを3者凡退に抑えた。
その裏、1番・大谷翔平(31)がライト前ヒットで出塁すると、2番・M.ベッツ(32)も続き、3番・F.フリーマン(35)が左中間へタイムリーツーベース、“MVPトリオ”の3連打で山本に先制点をプレゼント、さらに4番・A.パヘス(24)の内野ゴロの間にもう1点奪った。
2対0とリードした2回、点をもらった次の回、山本は右打者にシンカーを使い始めて、4番・B.アレクサンダー(26)を追い込むと、最後はカーブで見逃し三振、さらに6番・T.ロックレア(24)にはスプリットで空振り三振と点を取ってもらった次の回をしっかりと無失点。
3回には7番・A.トーマス(25)には156.3キロのストレートで空振り三振、2死から9番・J.マッカーシー(28)はセーフティバントで山本に揺さぶりをかけてきたが、素早いフィールディングで三塁側のボールを処理すると落ち着いた送球でアウト。3回までパーフェクトに抑えた。
4回、1死からここまでパーフェクトの山本に対し、2番・K.マーティ(31)がまたもセーフティバント、絶妙な位置に決められて、初ヒットを許した。続く3番・キャロルにはセンター前ヒットと連打を許した。2死一、二塁とピンチを背負うと、5番・デルカスティーヨにはカットボール、カーブでカウント1-2と追い込んだが、裏を付いて投げたストレートをライト前へ弾き返されて、1点を失い2対1。尚も2死一、三塁と同点のピンチも6番・ロックレアはカウント0-2と追い込むと、最後はスプリットで空振り三振。山本は首を左右に振りながらベンチに戻った。
それでも打線はその裏、2死一、二塁から9番・M.ロハス(36)がライト前へタイムリー、ベンチの山本も両手を挙げてロハスに感謝、すぐに取られた得点を奪い返した。
勝ち投手の権利がかかった5回、ダイヤモンドバックスの下位打線を相手に山本は落ち着いたピッチングで3者凡退に抑えた。5回裏、味方の攻撃中にはキャッチャーのD.ラッシング(24)と長い時間をかけて話し合うシーンも見られた。その話し合い中にも2死二塁から4番・パヘスがレフト前へタイムリーで4対1と追加点。
6回はダイヤモンドバックス打線の3巡目を迎えたが、1番・ペルドモをサードゴロ、2番・マーティは絶妙なコースへのスプリットで見逃し三振、3番・キャロルはフルカウントからなかなかサインが決まらず、山本は苦笑いを浮かべたてサインが決まると、カットボールでショートフライ。得点を奪われた4回以外はしっかりと3人で抑えた。
7回には先頭の4番・アレクサンダーをスプリットで空振り三振、さらに6番・ロックレアはカーブで空振り三振と今季3度目、最多タイとなる10個の三振を奪った。山本は7回、98球を投げて無四球と安定したピッチングで12勝目の権利を得て中継ぎに託した。
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