
クマによる人身被害が相次ぐ中、文部科学省はきょう(30日)、全国の教育委員会などに対して学校でのクマ対策を促す通知を出しました。
クマをめぐっては、全国各地の市街地などで目撃情報や被害が相次いでいて、教育現場でも影響が出ています。
文科省は、これまでにクマが出没しなかった地域でもクマが人を襲う被害が出ていることを受け、全国の教育委員会などに対し、学校でのクマ対策を促す通知をきょう(30日)出しました。
文科省は当初、11月中に通知する方針でしたが、政府がクマ対策の場を、木原官房長官をトップとする「関係閣僚会議」に格上げするなど緊急性が高まったため前倒しで通知を発出しました。
文科省によりますと、クマが多く生息する秋田県、岩手県、北海道などではこれまでにも教育委員会が各学校に▼学校のごみ集積所に鍵をかける、▼校庭にクマが入ってきたら校舎内に逃げる、▼クマの足跡の特徴を教え、足跡を見つけたらその場から離れる、▼クマと出くわしたら後ずさりしながら離れる、▼クマを刺激しないよう大声を出したり、石を投げたりしないなどといった具体的な対策を示しながら注意喚起してきたということです。
通知では、こうした地域が取り組んできた対策を参考に、災害時の対応などをまとめた「危機管理マニュアル」に各学校がクマ対策を盛り込むよう促しています。
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