アメリカの首都ワシントンで起きた旅客機と軍のヘリコプターの衝突事故について、事故当時、管制官が通常2人で行う作業を1人で行っていたと報じられました。現場から中継です。
発生から24時間が経過した事故現場です。滑走路の奥のポトマック川には墜落したアメリカ軍のヘリコプターの一部が確認できます。夜を迎えて、行方不明者の本格的な捜索は止まっていて、現場保存の監視活動が行われています。
こうした中、事故が発生した際の管制官の指示の内容が音声で公開されました。
管制官
「CRJ(旅客機)が見えますか?CRJの後ろを通過してください」
数秒後…
「なんてこと…」
「管制塔、見ましたか?」
こちらはアメリカの会社「アースカム」が公開した映像です。
NBCテレビなどは管制官が事故当時、旅客機の管制を担当しながら、同時にヘリコプターへの指示も出していたと報じました。
FAA=連邦航空局の規定では1人で行っても問題ないとされているものの、現場の空港では通常2人で行っているということです。
事故調査を担当する当局は「情報を集めている段階だ」としています。
トランプ大統領
「悲しいことに、生存者はいない」
トランプ大統領は管制官の資質を巡って、バイデン前政権が進めた「多様性を重視した人事採用に大きな問題がある」と指摘。「航空の安全が損なわれた」として、修正に取り組むよう命じました。
トランプ大統領
「(Q.今回の事故に人種や性別が関係しているということか?)わからないが、無能さが関係したかもしれない」
航空機事故という党派対立とは関係ないはずの出来事を巡っても、トランプ大統領は民主党批判を強め、自らの政策をPRするための材料としています。
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