石破総理とアメリカ・トランプ大統領の初めての首脳会談は1時間後に迫っています。会談が行われるホワイトハウスにはワシントン支局の樫元支局長がいます。樫元さんはどんな所に注目していますか?
通常の首脳会談は見通せますが、トランプ大統領は同盟国に対しても次々と驚くような要求をつきつけているため、どんなサプライズが起きてもおかしくありません。
日米同盟の重要性などを改めて確認するのは当然として、トランプ氏が何を突きつけてくるかが注目となります。
例えば、トランプ大統領は貿易赤字を大きな問題と捉えています。去年の貿易統計では、日本に対する貿易赤字は国・地域別で7番目となる685億ドル。これをトランプ氏が気にしないわけありません。アメリカの自動車などを「もっと買え」と言われる可能性もあります。
これまで、アメリカの評価が高かった日本の防衛費の増額についても、「もっと出せ」と言われるおそれがあります。
そして、アメリカメディアも注目しているのが、日本製鉄のUSスチール買収計画です。トランプ大統領はこれを「阻止する」としていますが、6日、ホワイトハウスでUSスチールのCEOと面会しました。これについて、どのような発言があるのか注目となります。
Q.石破総理はどう臨むのでしょうか?
石破総理はトランプ氏に対し、日本の貢献をしっかりとわかりやすく伝える方針です。
例えば、▼日本がアメリカの雇用を支える「最大の投資国」だと一目でわかるグラフや地図を用意して説明をしたり、▼アジアにある米軍基地を地図で示して、インド太平洋地域でのアメリカ軍の重要性を再確認したりして、お互いの国益を高め合う意識の共有を図りたい考えです。
また、石破総理は「安定的なエネルギー供給」を要請する方針で、液化天然ガスの増産を進めたいトランプ政権とウィンウィンの取り引きに結びつけたい考えです。
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