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ユン大統領の弾劾審判の行方めぐり韓国社会は二分化 連日のように大規模なデモ続く 韓国警察は決定言い渡しの当日、最高レベルの警戒態勢を敷く方針

海外
2025-03-21 17:46

韓国の尹錫悦大統領が罷免をされるのか注目される中、大規模なデモが連日のように続いています。警察は暴動に備え、最高レベルの警戒態勢を敷く方針です。


このところ、ソウル市内でよく目にするのは…


記者
「ソウル中心部の大通りでは、車道を全て使って、大統領の支持者たちが集会を開いています」


「弾劾無効!弾劾無効!」


韓国と同盟国アメリカの旗を手にし、大通りを埋め尽くす人たち。尹大統領の職務復帰を求める人々です。尹大統領は去年12月の「非常戒厳」宣言をめぐって国会に弾劾訴追され、憲法裁判所の判断を待っています。


尹大統領の支持者
「大韓民国の自由民主主義を守るために来た」
「(尹大統領は)国家を生き残らせるために自分の体をなげうって戒厳令を出した」


強い思いを訴えるため、憲法裁判所の前で髪を剃る支持者たちの姿も。


一方で、罷免を求める大規模なデモも開かれていて、韓国の世論は二分されています。


「尹錫悦をすぐに罷免せよ!」


きょう発表された世論調査では、尹大統領の弾劾に賛成する人が6割近くにのぼっていますが、反対する人が少なくないこともうかがわせます。


韓国メディアは、早ければ来週中にも弾劾審判の決定が言い渡されるとの見方を報じています。


こうした中、頭を悩ませているのが警察です。「非常戒厳」宣言によって内乱を首謀した疑いで尹大統領が逮捕された今年1月、暴徒化した一部の支持者らが逮捕状を出した裁判所に侵入し、施設を破壊する事件が発生。同じ轍を踏まないため、機動隊などによる訓練が続いているほか、決定言い渡しの当日は休暇を取り消して可能な限りの人員を投入する最高レベルの警戒態勢を敷く方針です。


記者
「憲法裁判所の周りには、侵入を防ぐための鉄条網が設置されています」


憲法裁判所は24日、尹大統領より先に韓悳洙首相に対し、弾劾審判の決定を言い渡す予定です。


尹大統領による「非常戒厳」宣言が違憲だったかについて判断を示すのかに関心が高まっています。


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