台湾の台北中心部で男が無差別に通行人を切りつけ14人を殺傷した事件で、男が事件前、別の4か所で放火をしていたことがわかりました。
報告(きのう)
「事件から一夜明け、現場には花が手向けられています」
台北中心部の事件現場では、弔いの花を手向ける人の姿がみられました。
この事件はおととい、台北駅の出口で張文容疑者(27)が発煙弾を投げたうえ、刃物で通行人を切りつけ、その後も近くの繁華街で複数人を切りつけたものです。
男性3人が死亡し、11人が重軽傷を負いました。
「容疑者は何か重いもので私の肩を殴りました。そして勢いよくデパートの中へ入っていきました。その後、服の中が濡れていることに気づき、初めて出血しているとわかりました」
犯行後、警察官に取り囲まれた張容疑者はビルから飛び降り、死亡しています。
また、台湾メディアによりますと、張容疑者は事件前に、自身の部屋や別の駐車場などあわせて4か所で放火をしていたということで、手製の爆発物の威力を試したものとみられます。
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