
中間選挙を前に行われた党大会で、トランプ氏は「党が勝利した場合、一人当たり5000ドルを配る」と発言。背景にはトランプ氏の危機感があるようです。
【写真を見る】“異例の開催”米・共和党大会 トランプ大統領の危機感を反映 共和党勝利で“1人5000ドル”「トランプ配当金」有権者の判断は?【サンデーモーニング】
「投票しなければ地獄に落ちる」“異例の開催”共和党大会
アメリカ南部・テキサス州で開かれた2日間の共和党大会。
最後は、星条旗カラーに加え、トランプ大統領のシンボルカラーである金色の風船で会場が埋め尽くされました。
トランプ大統領(10日)
「私たちはアメリカの暗黒時代を終わらせ、アメリカの黄金時代へと変えたのです」
通常、共和党大会は大統領選の前に開催されますが、今回初めて秋の中間選挙の前に開かれました。
異例の開催となった理由。それは、トランプ氏の強い意向でした。
トランプ氏本人は出馬していない中間選挙。そのため、トランプ支持者は“必ずしも投票に行かない”と指摘されています。
そのためか、2日連続で訴えたのは…
トランプ大統領(9日)
「私の名前が投票用紙に載っていると考えて投票して欲しい」
トランプ大統領(10日)
「右手を挙げろ!」
「私たちは誓います。11月3日、投票に行きます」
「投票に行かないとどうなるか分かるか?地獄に落ちるんだ」
「投票しなければ地獄に落ちる」と強調。
トランプ支持者
「党大会で投票に行くよう呼びかけるのは良いことです」
「今年の共和党にはものすごいエネルギーがありますし、本当に良い選挙戦になると思います」
支持率低迷に焦り?「5000ドル配当」で有権者にアピールか
ただ最新の支持率を見ると、イラン攻撃の混迷や止まらない物価高を背景に、過去最低水準の30%台に下落しているのです。
そんな危機感の表れでしょうか。トランプ氏は2万人収容できる会場について…
トランプ大統領(9日)
「ここは本当に広い。会場は満員御礼だ!」
しかし、会場には空席が目立つ場所もありました。
トランプ大統領(10日)
「見てください!最上階の席まで空席なんて一つもない!」
「外にも何千人もの人が溢れているんだ!」
確かに、会場の外にも大勢の人が集まっていましたが、彼らの主張は…
「ヘイ!ヘイ!ホー!ホー!トランプの政策は去れ!」
「私は11月に投票所へ行きます。そして決して共和党には投票しないと誓っています」
さらにトランプ氏は「現金のバラマキ」という新たな公約まで打ち出しました。
トランプ大統領(9日)
「共和党が上下両院で勝利すれば、成人のアメリカ市民全員に5000ドルを支給する。トランプ配当金だ!」
共和党が上下両院で多数派を維持すれば、成人1人あたり5000ドル(約77万円)の「トランプ配当金」を出すと発表したのです。
「労働者階級の私たちが、どれほど貧しいのかも知らずに、5000ドルで私たちの票を買えると思っているのでしょう」
「トランプ配当金」のためには日本円で180兆円以上の財源が必要となります。
その財源について、トランプ氏は10日、関税などによって得られる収入を充てる考えを示しました。(10日、FOXニュースのインタビュー)
トランプ氏が“空手形”を切った形の「配当金」。このトランプ氏の言動を、アメリカの有権者たちはどう判断するのでしょうか。
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