週明けの東京株式市場で日経平均株価は史上初めて5万円を超えました。株価を押し上げた背景に拡大を続けるAI市場の存在がありました。
記者
「午前9時3分です。史上初の5万円をつけました」
取引開始直後に史上初めて5万円を突破した日経平均株価。午後に入ってもAIや半導体関連株を中心に買い注文が相次ぎ全面高の展開となり、結局、先週末より1212円高い5万512円で、終値でも5万の大台に乗せて取引を終えました。
岩井コスモ証券 担当者
「デフレからの完全脱却」
去年3月に4万円を突破してからおよそ1年半。年明けからの上げ幅は、1万円を超える急激な値上がりです。
岩井コスモ証券 担当者
「上昇相場が続きそう。5万円はやっと乗っかったというよりは通過点」
“5万円は通過点”との声も上がるほど強気な相場を支えているのが、外国人投資家による海外マネーの流入です。先週開かれたイベントには、外国人投資家が集結。参加した外資証券のトップも、日本株について「近年ない関心の高まりだ」と話します。
ソシエテ・ジェネラル証券 島本幸治 社長
「ジャパンマネーがどう動くかを海外のマネーも意識し始めている。日本株に注目するストーリーがまだまだ残っている」
海外マネーは高市政権の経済政策による成長を期待した「高市トレード」や円安での利益拡大を見込み、日本株を買っているのです。さらに…
ニッセイ基礎研究所 井出真吾 主席研究員
「アメリカの株価指数は大きく上昇しているが、その大部分をAI半導体関連が占めていると言っても過言ではない」
アメリカの「AI投資」ブーム。エヌビディアなど一部の半導体関連の銘柄が急上昇し、株価を大きく引き上げています。今年に入ってその流れは加速、先週末、ニューヨーク市場の主要な株価指数は揃って最高値を更新しています。さらに、あすに控えた日米首脳会談を前に川崎重工業などの防衛関連銘柄にも買いが集まりました。
ただ、今週は、日米の中央銀行が当面の金融政策を決める会合や海外の主要企業の決算など株価を見る上での重要なイベントが控え、「5万円」が定着するのかどうか、予断を許さない状況が続きそうです。
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