
日銀は、きょうまで開かれた金融政策を決める会合で0.5%の政策金利の維持を賛成多数で決めました。政策金利の維持は6会合連続です。
日銀 植田和男 総裁
「緩和度合いの調整を行うまでに、もう少しデータ等の確認をしたい」
日銀はきょう、政策金利を0.5%に据え置くことを決定しました。
植田総裁は会見で“トランプ関税”が経済や物価に与える影響について「不確実性はなお高い」として点検を続ける姿勢を示しました。
今後の利上げ判断について「焦点は春闘」と強調しました。
日銀 植田和男 総裁
「労使の交渉姿勢がどのようなものになるか、もう少しデータを見たい」
そのうえで「最終的な姿ではなく、初動のモメンタム(勢い)を見たい」とし、交渉の最終段階を待たずに利上げを判断する可能性もにじませました。
高市政権の発足後、市場からは日銀と政府の関係が注目されていますが、植田総裁は「私どもの納得がいけば、政治状況にかかわらず金利を調整することになる」と説明。政府とは「これまでと同様、十分な意思疎通を図っていきたい」と話しました。
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