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なぜ?若い世代で「手作りブーム」…フレグランス・お守り・イタリアンチャームも唯一無二【THE TIME,】 

経済
2025-10-31 07:00

自分で布を手織りして作る「お守り」や直感で作る「フレグランス」など、手作り体験に若者が殺到するワケとは…? 


1000超のチャームで「個性表現」

「こういうのイライラする」「超ムズイ」「これでどうやんだ?」


東京・渋谷にある『Kum』で、若い女性たちがラジオペンチを手に格闘していたのは、オリジナルのアクセサリー作り。
手元には、タテ9mm×ヨコ10mmの四角い金属製のパーツがたくさん置いてあります。


佐藤店長:
「パーツのひとつずつがイタリアンチャームと呼ばれていて、それを繋げてブレスレットや腕時計にすることができる」


四角いパーツには食べ物や動物、花など様々なモチーフがついていて、自由に組み合わせてオリジナルのアクセサリーやストラップを作ることができるのですが、パーツの数は、なんと「1000種類以上」。


「パーツが全部カワイイ」と迷いに迷ったTHE TIME,マーケティング部・原千晶部員は、最終的にポテトやカメなどのデザインをチョイス。


アナログ時計のパーツも組み合わせて“好きなものを詰め込んだ腕時計”を作りあげ、「達成感もあるし愛着がわく」と大満足の笑顔です。(※基本料金+カスタムパーツで6600円)


高2女子:
「他の人と被ることがなくて、本当に“自分だけのもの”っていうのがすごい良い」


5月のオープン以降SNSで話題となり、予約が埋まっている状況が続くほど大人気となっています。(※イタリアンチャーム 2500円~)


世界に1つだけの「お守り」

『手織り体験 おりなみ 浅草公園前店』(東京・台東区)でできるのは、「お守り作り体験」(4400円)。


まずは24色ある糸から好きな5色を選び、木製の手織り機を使い“布から手作り”


皆さん「むずっ」「集中しないとわからなくなっちゃう」と初めての作業に戸惑いつつも全集中。約15分でタテ16cm×ヨコ14cmほどの布が織り上がりました。


布をお守りの形に縫ったら、「縁むすび」「幸運」「健康」「学業」など祈願する内容のワッペンを選びアイロンで接着。最後に結び紐をつけたら完成です。


お守りの中にいれるのは「願い事」。専用の紙に好きな色のペンを使って書きます。


女性客:
「ライブに当選したくて当選祈願のお守り。当たっても当たらなくても自分で作ったものはずっと大切にしたい」


ひとつ気になるのが、このお守りは御利益があるのか?ですが…


『おりなみ』統括マネージャー・工藤順子さん:
 「日本で唯一、“綿の神様”をまつる愛知県の天竹神社で祈祷した糸を使用している」


求める「自分らしさ」&「モノとの絆」

タイパ重視の令和に「手作り」が流行しているのはナゼなのでしょうか?


『博報堂生活総合研究所』伊藤耕太さん:
「デジタルで便利なものをすぐに買えるようになっているが、好きなものや見ているものが“似通ってきてしまう”。その結果、苦労したり時間をかけたり、出来上がったときに感動したりした“モノに紐づくプロセス”というものをみんな欲している」


スクールバッグをじゃらじゃらにしたり、手帳をシールでアレンジするブームも「自分らしさ」の表現だといいます。


20代女性:
「自分で作ったものは“思い出になる”し、自分が作ったものだしなってすごく“大切にできる”


高2女子:
「流行りに乗っていることだけど、“個性が出せる”からみんなやりたくなるのかな」


「直感で選ぶ」フレグランス作り

東京・新大久保にある『feel6』では、フレグランス作りが大盛況。
週末には1時間待ちになるほどの人気で、1か月に2000人以上が来店しているといいます。(※ルームディフューザー:3080円・フレグランスSサイズ:3608円~)


16種類の香り素材から直感で3~5種類を選び、世界にひとつだけのオリジナルフレグランスを生み出すというものですが、特徴的なのは素材が入ったビンの表記。


バラやジャスミンといった具体的な香りではなく、「Dream」「Mystery」など香りをイメージした英単語のみが書かれています。


高2女子:
「Foreverを多めに入れた。友情とか恋愛とか全部ながく続けばいいなみたいなForever」


“あえて香りの名前を表記しない”のは、「先入観を持たずにその日の気分などを大事に作って欲しいから」(『feel6』池ヶ谷笑花さん)とのことで、英単語から直感でチョイスして混ぜていくのが、“新感覚”と人気になっているのです。


大学生女性:
「めっちゃ愛着が湧く。“世界で一つだけの香り”が作れるのめっちゃいい」


芸術の秋、自分だけのオリジナル作品に挑戦するのもいいかもしれません。


(THE TIME,2025年10月29日放送より)


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